THE ALFEE Premium Menbers
 45th Anniversary 
    Ceremony & Special Concert 
 19.08.25 大阪城ホール 



開演 17:45頃

 場内が暗転して、サブステージから3人揃って登場。
 手を振りながら長い花道をゆっくり歩いてセンターステージへ。
 ぐるっと一周を見渡しながら、手を振り挨拶。
 それぞれ楽器を受け取り、正面を向いてセッティング完了!


街角のヒーロー
 


 歌い終えて、大きな拍手の中・・・

坂 ようこそ!メモリアルメンバーズ、スペシャルライブへ!
  前回の40周年の時は、武道館でやりましたけど、
  今年は、この記念すべき日を大阪城ホールで!お祝いしよう!
  という趣旨でございます(笑
  えっと、先は長いので、
  ちょっと早いんですが、椅子もありますしお座りいただいて・・・

 (がたがたっと席に座り始める・・・

坂 アルフィーのコンサートでは、こんな早く座るのは珍しいですけど。
  ・・・「おすわり!」
客 「ワン!(笑」
  
 (落ち着いたのを見て・・・

坂 大阪では初めてのセンターステージ。
  後ろからの視線が気になりますが・・・(笑
  みなさん、桜井のアタマの後ろは・・・あま覗き込まないようにお願いしますね。
桜 お〜い(笑
  それはお前だろう!オレは全然平気だよ!
  むしろ前のほう(おでこ)が・・・
  絶対!双眼鏡で見るなよ!
客 (笑
坂 それは言うと逆効果ですよ。
  「見るな!」って言われると見たくなるのが人間の心理ですからね。
  ・・・どうしても見たい時は、こっちの(高見沢さんを指して)ロン毛の方をね。
  薄毛の方は、ほどほどにお願いしますね。
高・客 (笑
坂 それでは、今日のセレモニーの進行をして下さる方を紹介したいと思います。
  僕らとは昔から馴染み深い、この方です。
  東京から来てくれました!元ニッポン放送!
  現在はフリーアナウンサーとして活躍中!
  “上ちゃん”こと、上柳昌彦さんでーす!!

 (大きな拍手の中、花道の下からセンターステージへ。)

坂 上ちゃーん!よろしくでーす。
上 上柳昌彦と申します。
  THE ALFEEのお三方、そして会場に詰めかけたファンの皆さま!
  デビュー45周年!本当におめでとうございます!
客 (盛大な拍手
上 いま私はですね・・・
  全身で「誰だ、あのひと!?」という(笑
メンバー (爆笑
上 オリンピックの審判員?というような・・・
  (※ ハット帽をかぶってスーツを着て、そんな雰囲気の衣装でした。)
  そんな視線を浴びている感じなんですが・・・(笑
  東京のニッポン放送という小さなちーさな!ラジオ局で、
  ほそぼそとやって、定年後もお世話になっている者です。
  坂崎さん、ひとつ聞いていいですか?
坂 はいはい?
上 ・・・ここ大阪ですよね?
坂 そうですね。
上 関西には、角淳一さん(元MBS毎日放送アナウンサー)とか、
  道上洋三さん(元ABC朝日放送アナウンサー)とか・・・
  (※上の2人、関西のアナウンサーでは「重鎮」と言われるような超ベテランの方々。)
  宮根さんは、今日は生放送があるからダメか・・・
  でも、いろんな方がいらっしゃると思うんです!
  何で私だったんですか?
坂 あのね・・・スケジュールがね?
  空いてたのが上ちゃんだったと・・・聞いてるんだけど。
上 正直ですよね(笑
坂 みなさん冗談ですからね!(笑
  上ちゃん、メチャメチャ忙しくしてるんですから。
  今日は大切な記念日だから!親交の深い人にやってもらおう!という事でね・・・
  お願いしてたんですからね。
上 そう、幕張メッセのコンサート“夏の乱(※2019年8月3日・4日)”を見に行った時にね、
  受付で芳名帳に名前書いていたら、
  マネージャーのTさんから「空いてます?(8月25日)」って言われて(笑
  「空いてます」って言ったら、いまここに立ってる(笑
メンバー・客 (爆笑 
上 でもね、そもそもの話をさせてもらいますと、
  81年にニッポン放送に入社して、83年から“オールナイトニッポン”の月曜2部を担当しました。
  その頃に“メリーアン”が大ヒット、紅白にも出られて、
  84年は横浜スタジアム、85年はで横浜スタジアムで3daysですよ!
  その時に初めて、場内アナウンスを担当させて頂きまして、
坂 あぁ!そうだよ!
上 その時に「終わりのアナウンスして」って言われて、
  「今日のコンサートはすべて終了しました」って言おうとしたら!
  スタッフの方に「まだだよ!まだ続くんんだよ!!」って、
  すっごい!怒鳴られてムッとしたんですけど、
  あとで、その方がTさんだったというね(笑
坂 あ、Tに言われたの?(笑
上 でも、それから、近しくさせていただきまして、
  86年の“TOKYO BAY−AREA”にも参加し、
  87年には野外でのオールナイト、
  ニッポン放送ではオールナイトニッポンの1部2部で生放送したんですけど、
  休憩時間には放送ブースにも来てもらって・・・(※上柳さんは現地で生放送担当でした)
  桜井さんは、その時・・・寝てたんですよね?
桜 (笑
坂 確かに朦朧とはしてたね(笑
高 こいつ(坂崎)は明け方、ギター弾きながら寝てたし。
  左右に揺れながらね(笑
上 桜井さん?話に入ってこないんですが(笑
桜 (笑
上 先に進めてもいいですか?帰りの時間もあるので(笑
  それでは、デビュー45周年プレミアムメンバーズセレモニー、
  今回も長年応援をして下さっているファンの皆さまに、
  メンバー3人からプレゼントがあります。
  代表して終身リーダー、高見沢俊彦からお願いします。
高 今日のデビュー記念日のパーティーに全国から・・・
  有料で集まってくれました。
客 (笑
高 本当に!感謝しております。ありがとうございます。
客 (拍手
高 この日を3人元気に迎えることができたのも、みなさんのおかげです。
  そこで今回もお一人お一人に“感謝状”を授与したいと思います。
  内容な代表して僕らが読み上げますのが、
  みなさんそれぞれのお名前が入った感謝状がお渡ししたファイルの中に入っていますので、
  見てください。
  それでは!代表して読ませていただきます!

  感謝状。
  あれから5年・・・
  本日僕らはデビュ−45周年を迎えることが出来ました。
  この日にたどり着くことが出来たのも
  僕らの音楽を長きにわたって愛してくれた
  みんなのTHE ALFEEに対する情熱の賜物です。
  僕らの歌を見つけてくれてありがとう!
  僕らのコンサートを選んでくれてありがとう!
  これからも3人で唯一無二なライブ道を極めていきたいと思います。
  一度きりの人生を豊かな時間にして、
  いつかの未来に向かって、ともに突き進んでまいりましょう!
  始まりの詩という、僕らの長編物語に終わりはないのです。
  ここに心を込めて感謝状を贈ります。

  令和元年8月25日
  THE ALFEE・・・
  高見沢俊彦!
坂 坂崎幸之助
桜 桜井賢

高 ありがとうございました!
坂・桜 ありがとうございました!

 この後、メンバーそれぞれのサイン入りギターとベースをプレゼントすると言う事で抽選会。
 抽選会が終わって・・・

上 高見沢さん、入口の所に素敵な生け花が飾られていたんですけど、
  あれは、どういうものなんですか?
高 あれはですね、デビュ−45周年のお祝いとして、
  時期家元の池坊専好さんが生けてくださったんです。
上 すっごい豪華だったんですが、どこでお知り合いになったんですか?
高 「ふわっ」と知り合いに(笑
  本当にありがたいですよね、この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
客 (拍手
上 お三方も参加されたみたいで?
高 そうなんです、僕らも最後に1本づつ生けました。
  池坊専好さんとアルフィーのコラボ作品です。
上 ぜひ、おかえりの際にもご覧になって頂きたいと思います。
  このあとはデビュ−45周年のスペシャルコンサートになりますけど、
  今夜はわりとアコースティックな曲を中心に、
  普段のツアーではなかなか聞けない曲・・・
  さきほどリハーサルを聞かせていただいたんですけど、
  「うおぉ〜!」というね、そんな雰囲気を楽しんでいただきたいと思います。
  では、ここで、マイクを坂崎さんにお返ししたいと思います。
坂 イヤ(笑
上 進行とかを・・・
坂 だって、せっかく東京から来たのに、これだけでいいの?
  何か歌うとか踊っちゃうとか・・・
上 しゃべるくらいしか出来ません(笑
  あ、じゃあ、ちょっとだけ。
  昨日ね、これは関東地方向けになっちゃうけど、
  ニッポン放送で昼の1時から夕方4時半まで、
  THE ALFEE45周年の特別番組を放送しました。
  メンバーの方が15人づつ、合計45人のお世話になった方の名前をあげて、
  おしゃべりをしたんですが、これがすっごく面白くて!評判よくて。
  45人のうち39人まで紹介できました。
坂 もうちょいでしたね。
上 はい・・・(間に合わないんじゃないか?と)ずっと汗かいてやってました。
メンバー・客 (笑
上 今日はデビュー45周年の日。
  そして明日から、またニッポン放送なんですが、
  早朝に担当している番組でTHE ALFEEお三方に来ていただいて、
  ヒット曲の「そもそも話」を伺っています。
  「そんな事いっても、関西だし。」という方、いまはラジコがあります。
  プレミアム会員になると、関東の放送も聞けますし、
  「朝早い時間から・・・」という方はタイムフリーで放送後1週間は聞くことができます。
  いっぱいお話を伺いましたので、よろしければお聞きください。
  宣伝の時間までいただいて、ありがとうございました。上柳昌彦でした。
  この後もごゆっくりお楽しみください!
坂 上ちゃんでした−!拍手ー!
  気をつけて帰ってねー。

 上柳昌彦さん退場。

坂 明日も朝から放送だよね。
  毎日、夜の1時半に起きてるんだって。
  あんた(高見沢さん)寝る前だよね?
高 寝る前どころか、まだ全然起きてる(笑

 と、この間に、それまで正面を向いていたメンバーは
 マイクスタンドを持参して右回りに90度移動して立ち位置を変更。
 向かい合った方からは歓声と拍手・・・

坂 あ、どうも(笑
  今回は、各方向に平等に回っていこうかと。
  よろしくお願いしますね。
  デビュー45年、同じメンバーで毎年のようにツアーをやって、
  奇跡じゃないか?と言われてますけど、
  今夜はそのアルフィーの奇跡のヒストリーを、
  レアな曲を交えて進めていきます。
  まずは、アルフィーを語る前に、その前身となったグループがありました。
  “Confidence”明学高校の3年F組で結成されました。
  その経緯を、「声はいいけどアタマの悪い」桜井くんに簡単に説明を・・・
桜 ステージネタで呼ぶなよ(笑
  “春の乱”で終わったんでしょ?
坂 なんか、はまっちゃって(笑
  “Confidence”は「声はいいけどアタマの悪い」桜井くんが呼びかけて結成されたの?
桜 たまたま3人が同じレコードを持っていて、
  「コピーしようぜ!」って教室で歌ってた。
  そのうち「外へ出てみたいな」と、どこまで通用するのか試してみたくて、
  銀座の山野楽器のコンテストに応募したら、そこで優勝してしまって。
坂 それ知ってる!
桜 お前、出てたじゃん(笑
坂 でもね、高校生は桜井んとこと、僕らと、もう一組で3組。
  あとは大学生や社会人だったけど、高校生で優勝したのすげーな!って思ってね。
  そのコンテストからいろいろあって、僕も桜井んとこに入るんだけど、
  その頃、高見沢は何してたの?
桜 あいつはね、髪の毛伸ばして、眉毛剃って、ロックやってたから、ただの不良。
高 人聞き悪すぎだろう!(笑
  全部は剃ってないし。
  でも、F組から放課後にキレイな歌声が聞こえてきていたのは
  良く覚えてる。 
坂 そのConfidenceが小室等さんに認められてレコード−デビューするんだけど、
  僕と高見沢は18歳、桜井は17歳だった頃のレアな曲を本舗初公開!
  このメンバーでやるのは、もちろん初めてです。
  Confidenceの幻のデビュー曲です、
  “昼下がりの夢”、聞いてください。

昼下がりの夢



 歌い終えて、お辞儀をして、いそいそとマイクスタンドを持って、
 右回りに90度移動。
 正面とは反対側、後ろを向いて、そちら側から歓声と拍手。

坂 はい!後ろの皆さま、お元気でしたか?(笑
  “昼下がりの夢”をお届けしました。
  桜井が3年の時にデビューしたでしょ?
  明学でどうだったの?
高 すごい話題になってましたよ。
  桜井と同じクラスの友達に「レコード買ってくれ!」って頼まれてね、
  放課後に買った。
坂 おっ!買った!
高 うん。でも1回聞いただけだった(苦笑
  いや、完全なフォークソングだったから、
  「オレとはちょっと合わないな」って思ってたからね。
  でも、こういう曲をスリーフィンガーの曲を弾けて嬉しいですね。
坂 当時はこういうスリーフィンガーのフォークソング曲が多かったしね。
  うちの学校の同級生も買ってたな。
高 あの頃は、こういう歌が流行ってたし、実際にいい曲だしね。
坂 いまでも、こうやってスリーフィンガーでやってるのはオレたちくだいだろうけどね。
  高見沢がやろうとするとさ、指が太いから弦の間に挟まっちゃう(笑
高 そんなわけない!(笑
坂 太った白魚の指がね(笑
  当時はいっぱい練習してたもんな。
高 どうやって弾いてるのか分からなくて、
  ゆっくり弾いてもらったんだけど・・・
坂 ゆっくりだとスリーフィンガーって出来ないんだよね。
  ある程度テンポがないとムリで。

 ここで坂崎さん試しにやってみせる。
 ゆっくり弾くと、単純に一音づつ弾いてるだけになっちゃう。

坂 ね、スピード感がないとね。
  人形町(東京の地名)の家でね、高見沢に「こうやって・・・」って(教えて)ね。
  次はアルフィーのスリーフィンガーの曲をやってみたいと思うんですが、
  もう何十年もツアーではやってないと思うんだよ。
  だよね!?
高 やってないよね。
坂 まだ、アルフィーが「3人だった頃(サポートメンバーでDr・Keyを入れる前)」は、
  良くやってたけど・・・こういうのは皆さんの方が詳しいと思うけど(笑
  レアな曲だと思います。
  1980年のアルバム“讃集詩”から“帰郷”。

帰郷



 歌い終えて、お辞儀をして、またマイクスタンドを持って、
 右回りに90度移動、正面から数えると3曲で270度回転。
 そちらから歓声と拍手。

坂 お待たせしました、お元気ですか?(笑  
  1974年にデビューしたアルフィーですけど、
  桜井は当時、印象深いこととかある?
桜 それまでボーカルしかやってなかったのに、
  高見沢に取られて・・・
坂 とられて・・・(笑
高 取った訳じゃない!(笑
桜 (笑
  「やる事ないから、ギター持ってろ。」って、
  その時に初めてギターを弾いたんだけど・・・あんなので良かったのかな。
  お揃いの白いスーツを着て、テレビにもけっこう出てたと思うんだけど、
  デビューして一番印象深いのは、高見沢のやる気の無さ。
高 そんな事ない!
  やる気マンマンだった!(笑
桜 マンマンではないだろう(笑
高 ・・・まぁ、中くらい?やる気チュンチュンくらい?
坂 スズメか?(笑
高 お前ヒヨコ得意じゃん(笑

 坂崎さんヒヨコのマネ・・・

高 今度グッヅで売ろうよ(笑
坂 グッヅ?(笑
  あの頃は戸惑ってばかり、空回りが多かったのかな、うまく行かなくて。
  2枚目のシングルとアルバムが次の75年に出たけど、
  自分たちで作った曲は3曲だったのかな?確か。
  次はその中から。
  これも、初披露に近いと思うけど、やったことある?
高 いや、記憶にない。
坂 当時はもちろんやったよね?
高 そうだけどね。
坂 みんなの方が記憶があると思う「いついつやってました」って(笑
  次はアルバム“青春の記憶”から“卒業”。

卒業



 歌い終えて、お辞儀をして、またマイクスタンドを持って、
 右回りに90度移動、これで360度回転して再び正面に向き直る事になり、
 そちらから歓声と拍手。

高 おまえ、あんまり動いてないな・・・
坂 んあ?・・・そういえば?
  (今までの動きを再現してみると、坂崎さんは立ち位置が真ん中なのでほとんどその場で回転するだけになってる。)
  ホントだ〜(笑
高 桜井とオレ、ずっと回ってるよな!
  お前ラクじゃん!(笑
坂 ・・・ほんとだ♪
  (向き合った正面の客席に向かって)ただいまです、帰ってきました(笑
  桜井は大学時代の思い出とかある?
  大学の“ベル芝”っていう所かな、
  レストラン(学食ね)の外に芝生があって丸いテーブルや長椅子が置いてあって、
  そこでよく3人で練習してたよね。
坂 友達も行き交ってる所だったよね。
  でもさ、「声はいいけどアタマの悪い」桜井くんはさ、
  何で法学部を選んだの?
  弁護士とかになろうとしてたの?
  ・・・それな無いだろうな?負けそうだし。
  東西南北の“方角”と間違えたなんてオチじゃないよね?
桜 んなアホな(笑
  入れれば、どこでも良かった。どうせ勉強しないんだし。
坂 桜井くんが入ったのは“アホうがく”という事で・・・
  え〜・・何が面白いのかと言うと・・・(初代林家三平さんのモノマネ
桜 みんな良く笑えるよな(笑
坂 なんだよー!(笑
高 みんなが引いていくのが面白いなぁ(笑
坂 お前が楽しいだけだろ(笑
  高見沢は大学の時の思い出は?
高 授業の記憶はあまりないな・・・勉強はしてたけどね。
  やっぱり“ベル芝”とかキャンパスで練習してた事だよね。
  あとは坂崎が授業出てないなぁ・・・て事かな。
  何しに来てるんだろう?って。
坂 練習をしに。
高 だから!(笑
坂 ちゃんと授業「も」出たよ〜。
高 うそぉ〜?
坂 1年の時に22単位取ったよ。
高 ・・・
坂 1年の時はそこそこだったと思うよ?
  授業を受けた記憶は無いけど。
高 少なすぎだろ?1年で80単位取るんだよ?
坂 そうなの!?
  ・・・知らなかった。
一同 (笑
坂 だいたい放課後は高見沢を待ってて、
  一緒に帰りつつレコード屋へ行って、みたいな毎日。
高 だねぇ〜。
  あと高校の時は桜井の歌声だったり、
  一番は坂崎にConfidenceに誘われた事じゃない?
  それが一番記憶に残ってるよ。
坂 あの日の事を覚えてる!?
高 良くは覚えてないけど、誘われたことは覚えてるよ。
坂 (笑
高 人形町の交差点をピグモンのマネをしながら渡ってた、
  あの後ろ姿を見てた時だもん「このバンドに入ろう」って思ったの。
一同 (爆笑
坂 ホントに!?(笑
高 ホント。
坂 オレ、ピグモンやってたの?
高 良くやってたよ。
  「◯◯歌って」っていうと、すぐギター弾いてくれるのと同じで、
  ウルトラマンとかモノマネも良くやってた。
坂 そんなヤツだったの?オレ・・・覚えてないけどなぁ。
  でも、オレも明学は「バンドの練習するために」行ったようなもんだからなぁ。
  では、その当時の心象風景、それを歌にしたものを。
  アルバム“三位一体”から、この曲です。

碧空の記憶



 歌い終えて、お辞儀をして、
 またマイクスタンドを持って右回りに90度移動。
 2周目に突入。

坂 はぁ。動くのタイヘンだ。
高 お前はタイヘンじゃない!(笑
坂・桜 (笑
坂 ありがとうございます。
  40周年の武道館の時は、洋楽のコピーを中心にやりました。
  あれから、もう5年なんだよね。
高 早いね。
坂 早いよね。
  今回は?
高 洋楽モノは前回やったからね。
  それに洋楽は映像の許可がおりなくてね(笑
  コンサートで歌うだけならいいけど、
  今日みたいに映像に残す場合はちょっとね・・・
  なので、今回は身近で僕らに影響を与えられた曲をやろうと。
  知ってるだろ?
坂 (ここからガロのボーカルさんのマネで)
  知ってるよ。たっかみざわ。いい加減ギター返せよ。
  どうせ使ってないんだろ?
高 使ってる!って。これ。
  このギター弾いてるうちに音が良くなってね、
  もう、一生!これは弾いていきますんで。
坂 さくらいっ、なんとか言ってやってくれっ。
桜 (ガロのボーカルさんのマネで)
  たっかみざわ、ギター早くかえせ。
高 二人してやるなよ!(笑
  みんな知ってると思うけど、僕らが影響を受けたのはね“ガロ”です。
  高校時代はフォークが苦手だったけど、ガロだけはその頃でも聞いて好きでした。
  どこかロックっぽかったしね。
坂 そうだね。
高 GSの香りもあってね。
  放課後に日比谷とか青山、渋谷とか友達と良く見に行ってました。
坂 ガロは良くやってたね、何曲もコピーしてた。
  3人でハモるのもね。
  デビュー前、事務所に入った時、そこにたまたまね先輩にガロが居てビックリしたよね。
  デビューしてからも、前座とかさせてもらってね。
  特に大野真澄さんにはお世話になってね・・・
  高見沢のギターとか、高見沢のメシとか、酒とか・・・
  最初は印象良くなかったんだって、「生意気なヤツ」って思ったって。
高 らしいね(笑
坂 隣に座ってたんで挨拶したんだけど、素っ気なくて態度悪かったって。  
  その後はね、高見沢は家が近かった事もあってね、すごい世話になって。
  それこそ毎晩のようにねご馳走になって、「グループとは」とかね・・・
  「ガロの失敗を繰り返さないように」って(笑
  方向性とか音楽性とか、オリジナル作れとか、いろんな事を教えてくれたみたいです。
  今夜は3人とも大好きだったガロの曲をお送りしたいと思います。
  僕らガロ「マニア」なので、マニアックな曲をやりたがるんだけど、
  ここでは皆も知ってる名曲を。
  ちなみに・・・この曲は最初は、あんまり好きじゃなかった。
  いい曲なんだけどガロっぽくないな?って思った。
  今日は、レコードを完全再現で“学生街の喫茶店”。

学生街の喫茶店



 歌い終えて、お辞儀をして、
 またマイクスタンドを持って、さらに右回りに90度移動。
 正面とは反対を向いてスタンバイ。

坂 帰ってまいりました。
  ・・・二人が目の前にいるのは初めてだよね(笑
  (※ センターステージ手前、花道を挟んでDr・Keyがいるけど、
   二人は向きが変わらないので、3人さんがこっちを向くと正対する事になる。)
高 桜井は、ただすけを目の前にする事ないよね。
  意外と、あいつ顔がデカイだろ?(笑
桜・坂・客 (笑
高 全体的にデカイんだけど、
  いつも振り返ると、このへん(肩口)にいるような感じ。
桜 なんか、やりづらいよ(笑
  オレの事、見るなよ?
坂・客 (笑
高 しょうがないじゃん(笑
坂 ここで紹介しておきましょうか・・・
  ドラム!吉田太郎!
  キーボード!ただすけ!
  (二人に)恥ずかしくない?(笑
  それでは、そろそろ盛り上がる曲でもいきますか?
  ポニーキャニオン時代のシングルをお送りしたいと思います。
  リリースしたその年は暖冬でした・・・
  なので、この曲が売れなかったのは、そのせいだと思ってます(笑
  意外と、いまも人気がある曲だと思います、
  1979年10月21日に発売しました!“冬将軍”!

冬将軍



 歌い終えて、お辞儀をして、
 DrとKeyが次の曲へのリズムを刻む中、
 マイクスタンドを持って右回りに90度移動。

 桜 Every Body Rock You Come on Come on Rock You!
   Every Body Rock You Come on Come on Rock You!

 客席を煽って・・・

ROCK 憂



 曲の最後をかき回して盛り上げ締め。
 すぐに場内暗転。
 ピアノにひとすじの光が当たり、その音色が響く中で、
 メンバーは立ち位置を90度移動・・・

星空ディスタンス



 曲の最後を盛大にかき回している間に、いそいそと立ち位置を移動(笑
 高見沢さんは、ずっと弾いているので手がふさがってる状態。
 桜井さんが、高見沢さんのマイクスタンドも移動する事に。
 移動し終えるタイミングで演奏を締めて、間髪いれずに次の曲は・・・

恋人になりたい



 歌い終えて、お辞儀をして、
 マイクスタンドを持って、さらに右回りに90度移動。
 向きは後ろを向いてます。

坂 はい!
  最新アルバムから、80年代のヒット曲、そしてライブの定番曲とお送りしました。
  ありがとうございます!
客 (拍手
坂 デビュー当時、僕らのメインステージはライブハウスでした。
  次にお送りする曲は、ライブハウス時代から歌い継いで来た曲です。
  当時、この曲はタイトルを“大地”といいました。
  その後、高見沢がブラッシュアップして、いまの形になった曲です。
  サポートなしで3人でやっていた時から、プログレ的な組曲をやっていたんですね。
  それでは聞いてください。

SAVED BY THE LOVESONG



 歌い終えて、お辞儀をして、
 マイクスタンドを持って、右回りに90度移動。

桜 高校の時に買った1枚のレコードがきっかけで、
  思いがけずデビューしましたが、それから45年・・・
  そんな僕らの想いが入った曲です。

 珍しく桜井さんのひと言の後、歌われた曲は・・・

はじまりの詩



 最後は盛大に盛り上げて締め。
 それに合わせてか、盛大な拍手が沸き起こります。
 歌い終えて、お辞儀をして、
 マイクスタンドを持って、右回りに90度移動し正面に戻ってきました。
 そこで、もう一度各方向にお辞儀。
 なかなか鳴りやまない拍手に応えるように・・・

高 ありがとう。
  ありがとう。
  どうもありがとう。
  
 拍手が落ちつくタイミングで・・・

高 1974年8月25日、45年前の今日・・・
  僕らはプロとしてデビューしました。
  74年、75年は僕らにとって、戸惑いの時期でした。
  学生気分が抜けきらないままデビューした自分たちに待っていたのは、
  エンターテインメントの荒波でした。
  それまで僕らの世界の中でやっていた事が通用しないことを思い知らされました。
  それから、いろいろな出会いがあり、関口さん(事務所の社長)との出会いがあり、
  いろんな作戦を練ってやったけど、何ひとつうまく行かなかった。
  一番いけなかったのは自分たちにオリジナリティが無かった事でした。
  それから猛烈に曲を作り出し、
  何とかTHE ALFEEをカタチにしなくてはいけないという想いからだったけど、
  どうやってもうまく行かない。
  アルフィーに合わせすぎたというか・・・
  アコースティックやフォークな事をやろうとするほど、
  うまく行かない、ヒットしない。
  何をやってもダメだ、もうダメかな?と思った時、
  アルバムの中の1曲として作った曲をシングルカットしたら、
  それがヒットしてしまった・・・“メリーアン”でした。
  その時に気がついた、好きなようにやってみよう!それでいいんだ!と、
  そこまで9年かかりました。
  もちろん諸先輩方、いろんな人達の助けがあったからこそ、
  僕らのことを諦めないで助けてくれたからこそ、ここまで来れた。
  そして何よりも!一番は・・・皆さんです。
  みんなが僕らの歌を見つけてくれなかったら、ここまではやって来られなかった。
  僕らは同じメンバーで45年やって来られた事を、
  ものすごく誇りに思っています。
  ここまでやれた、あと5年はあっという間かな?と。
  もちろん何があるか分からないし、どれだけ出来るかも分からないけど、
  僕らはみんなの青春を預かった以上は!
  ・・・それを終わらせるような事はしない!
  いろんな節目があって、いろんな曲があって、いろんなコンサートがあって、
  いろんな出会いがあって・・・もちろん別れもあって。
  アルフィーのコンサートに来なくなってしまった方も、たくさん居ると思う・・・
  でも、こうやって、細々とでも続けていると、
  どこかで気がついてくれて、また見に来てくれるかも知れない。
  僕らは、ライブが好きでやっているんです・・・
  「何で続くんですか?」って良く聞かれるけど、
  そんなの分からない・・・
  ライブが好きだからツアーをやってるんです!!
  また秋のツアーで、みなさんの街で会いましょう。
  
  次の曲も、僕らにとっては、
  ある意味「はじまりの詩」だったのかも知れません。

Since1982



 最後をかき回して締め。
 EDSEのSince1982が流れるなか、
 各方面に3人揃ってお辞儀をして、
 花道を引き上げてきて、サブステージでもう一度お辞儀をして退場。


− アンコール −


 初詣の時や、神前式の結婚式で流れているような雅楽が流れる中、
 高見沢さんが振り袖を羽織って登場。
 桜井さんと坂崎さんが裾をもって、
 そのまま花道をセンターステージへ・・・
 そのまま・・・

夏しぐれ



 歌い終えてお辞儀。
 
高 “夏しぐれ”でした。
  45年前、この曲でデビューしました。
  ・・・こんな衣装だったら、もっと注目されてたかも(笑
  この豪華な衣装は“一竹辻が花”といいます。
  これはその連作“宇宙”の中の1作
  (着物を横に並べて展示すると一枚の風景画のような作品になります)
  まだ未発表の作品なんですが、俊彦から“俊”という名前をつけてくれました。
  ありがとうございます!
  高価な着物ですから、踏んじゃわないかと、ひやひやですよ・・・
坂 ポケットマネーで買っちゃえばいいのに。
高 そんな大きなポケットは持ってません!(笑
  桜井なら大丈夫かも・・・
坂 「いい声だけどお金を溜め込んでる」桜井さん(笑
桜 そんな訳ないだろう(笑
  それに芸術作品でしょ?お金じゃ買えないんだよ。
高・坂 おぉ〜・・・
坂 「いい声だけどたまには良いことを言う」桜井さんです。
高 ちょっと着物を脱ぐから場を繋いでて。
坂 ちょっとギターのチューニングがあるから場を繋いでて。
客 (爆笑
桜 (え?オレ〜!?と言う感じ
  ・・・え〜、暑い日が続いてますけど、いかがお過ごしでしょうか?
客 (歓声+笑
桜 熱中症とかになってませんか?
  クーラー、ちゃんと使ってくださいね。
  こまめな水分補給も忘れずに。気をつけてくださいね。
  台風が近づいてます、今年はすでに3つ上陸してるんですね。
  気をつけてください。
  それと、テレビを賑わせている、あおり運転・・・
高 はいありがとう(笑
桜 おぉう!(笑
高 (手に大きなプレゼントボックスを持って登場)
坂 なにそれ?
高 これはね、オレたちが45年続いたのも、
  桜井のConfidenceが優勝して、デビューのきっかけを掴んでくれたから。
  という事で、桜井にお中元(笑
桜 遅いだろ(笑
高 じゃあお歳暮でも(笑
桜 早いよ!(笑
高 持ってるから開けてよ。
桜 (ボックスを開けてみて・・・
  あぁ!?なにこれ!?

 ボックスの中から取り上げたのは、
 ドッジボールほどの大きさがある“リンゴ”・・・

桜 リンゴかよ!
高 おや・・・おやおやおや?
  リンゴという事は!?
客 (察して大歓声
高 リンゴといえばね〜、みんなは分かってるよね〜(笑
客 (大歓声
高 さっきデビュー曲を歌ったでしょ?
  やっぱりそのB面も歌わないとさ。
  聞きたいよな!
客 (大歓声
高 ぜひ、このリンゴを持って!歌ってほしい。
桜 いや、それは無理なんですよ。
  だって、あの頃は弾いてなかったけど、
  いまはベース弾かなきゃいけないじゃん。
坂 おまかせください!!!
客 (爆笑・大歓声
桜 えぇ!?無理しなくていいよ?
坂 おまかせください!って(笑
  (※坂崎さんはベースも弾けます。)
高 もうやるしかないじゃん・・・
客 (大歓声
坂 ほらぁ〜(笑
桜 ちょっと恥ずかしい(笑
  (もう観念した感じ)
高 遠くからも見えるように大きいリンゴにしたんだからさ(笑
  さっき歌った“夏しぐれ”のB面だったけど、
  最初はこっちがA面だったんです。
  では、幻のデビュー曲!“危険なリンゴ”!

危険なリンゴ
 大きいリンゴを持ちながら、
 コミカルに踊りながらノリノリで歌っちゃう桜井さん・・・
 もう、いろんな人のいいなり(笑
 歌いながら、坂崎さんのアタマの上にリンゴを置いてみたり、
 高見沢さんの顔の横にリンゴを並べてみたり、
 ちょっと遊びながら歌いきり。

 最後はかき回して・・・

 桜 センキュー!

 で、締め。

高 We are THE ALFEE!!

 ♪〜 ジャン!

高 活動停止とは無縁!

 ♪〜 ジャン!

高 デビュー45周年の!THE ALFEE!!

 ♪〜 ジャ〜(かき回しながら

高 秋のツアーも待ってるぞー!
  それでは!45周年の記念すべき夜に!
  今年3回目のー!

 ♪〜 ジャン!(締め)

高 スエッタンティアー!!!!

SWEAT & TEARS
 スイッチボーカルVerで、
 1番は坂崎さん、2番は桜井さん、サビは高見沢さんも一緒に。
 特にどこを向いてというのは決めてない様子で、
 それぞれが重ならないように各方向を見ながら歌う感じ。
 ボーカルじゃない時は花道の中程まで出てきてました。
 終盤にヘドバンしながら演奏する時は、3人揃って4方へ向きながら。
 各方向へ2度づつ、計8回、2分ほどの長い煽りでした。
 アウトロで天井に仕掛けていた特効のハート型のカードが降り注ぐ演出。

歌い終えて・・・

高 どうもありがとー!!!

EDSE:SWEAT & TEARS

センターステージで4方に向けて、肩を組みながらお辞儀して挨拶。
花道を手を振りながら引き上げてきて、
最後にサブステージで、正面を向いて深々とお辞儀して退場。


終演 20:30過ぎでした。



− おことわり − MCや客席の様子・ステージ進行などについても100%正確なものではなく、 個人的に感じた事や覚えている事でしかありません。 ここで書いた事は、あくまでも「ライブの流れ等をなぞる程度のもの」・・・と、して下さい。 また気づいた事などがあったらボチボチと更新して行きます。 前のページへ移動する時は下線をクリック・・・ ( http://50ku7101.blog.fc2.com/blog-entry-821.html )