GM:それではこれよりドスケベ洗脳女装クロスⅡ~絶対女装戦線バラノソノ~を始めたいと思います
GM:皆さんよろしくお願いいたします!
汐留遥:よろしくお願いします!
陶 妙算:おねしゃす!
榎木孝史:はい!
GM:それではまずトレーラー!

【トレーラー】


大N市で暗躍する戦闘型ジャーム“ローズマリーメアリー”。
全ての攻撃をEロイス“不滅の妄執”により防御する不滅にして無敵の邪悪なジャームである。
しかし、彼女が一般人だった時代に出した同人誌に着想を得たとあるエージェントの作戦により、彼女の弱点が発覚した。
すなわち、女装男子である。
UGNはここに第二次女装戦線の開始を決定。前回の作戦立案者であった第十一支部支部長補佐“智の番人”を指揮官に任命、再び女装男子によるチームが結成されることとなった。

ダブルクロス The 3rd Edition「ドスケベ洗脳女装クロスⅡ~絶対女装戦線バラノソノ~」

  ダブルクロス
 それは裏切りを意味する言葉。

PC自己紹介

GM:今回はこのように皆さんに女装の準備をしていただきます
GM:心の準備はできていますね? ええ、できているでしょう
汐留遥:いけますぜ!
GM:では、その思いの丈を表明していただく自己紹介のお時間です!
GM:PC1→PC2→PC3の順番で自己紹介をお願いしたいと思います
榎木孝史:了解です!
陶 妙算:できらあ!
GM:それではPC1汐留遥くんに自己紹介おねがいいたします!
汐留遥http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYj73UtQIM
汐留遥:汐留遥です!14歳のUGNエージェント!
汐留遥:美少年エージェントです。主にUGNに都合のいいように情報を操作するお仕事をしたり、
汐留遥:ごくたまに前線任務も手伝ったりします。
汐留遥:元FHチルドレンで、UGNの幹部にFHの情報を売り込むことで取り入りエージェントになった経緯があります。
汐留遥:(カスタム:パトロン)
汐留遥:能力はアタッカー兼サポート!砂の加護+砂塵霊による支援をばらまきつつ自身でも装甲ガード無視攻撃を放ったりします。
汐留遥:性格はあまりよくないですが、成人男性に愛想を振りまくのは慣れているようです。なんでだろうね。
汐留遥:美少年の女装、ガンバリマス。以上です!
GM:素晴らしい!
GM:ではそんな君のHOは~これだ!
GM:PC1
シナリオロイス:ローズマリーメアリー(任意/憎悪)
貴方はUGNに所属する男性オーヴァードだ。
貴方は陶妙算と数多くの事件を共に解決してきた。
今日も陶妙算と共にワイバーンを打倒した貴方の下に新たなる事件が舞い込んでくる。
それは貴方がこの大N市に来る前に世話になったことのある支部の壊滅の報せ。犯人はローズマリーメアリーとかいうふざけたジャーム。
怒りあるいは悲しみに震える貴方の前に、一人の男が現れる。
「あんた、あのふざけたジャームにケリつけたくねえか?」
手段を選んでいる場合ではない……そう思って勇む貴方に告げられたのは任務に女装が必要だという言葉だった。

GM:という訳で陶くんとは何度か組んだ仲になってもらいます
汐留遥:美少年タッグ!
GM:顔の良い少年が二人で並んでいます
素敵ですね

汐留遥:昂るぜ!一緒に任務に当たりつつ顔を近づけたりしようね!
陶 妙算:しよう!
ローズマリーメアリー:「とても 期待 しています」

GM:ではネクスト!
GM:PC2陶妙算くんに自己紹介をお願いします!
陶 妙算https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYofD3vAIM
陶 妙算:PC2の陶 妙算(すえ たえかず)です。
陶 妙算:しっとりと濡れた黒髪、やわらかな茶色の瞳が特徴(ドラクルージュキャラ作成表より)のUGNチルドレンです。
陶 妙算:昔、永港ってセルに捕らえられててそこでいろいろあったらしいよ
陶 妙算:そのせいか知らないけど果物しか食べられないのでほのかに桃のような甘い香りを漂よわせています。
陶 妙算:基本、大人しめで物腰柔らかな少年です。任務は真面目に頑張るよ!
陶 妙算:性能としては武芸の達人とかハードワイヤードで上げまくった固定値で素殴りします
陶 妙算:得物がシザーリッパーなのでちょっとした装甲無視もできる!100%超えたらフェイタルもヒットする!!
陶 妙算:そんな感じで美少年剣士ヅラしていきたい子です。宜しくおねがいします
GM:よろしくおねがいします! そんなあなたのハンドアウトはこちら!
GM:PC2
シナリオロイス:汐留遥(任意/任意)
貴方はUGNの男性オーヴァードである。
貴方は汐留遥と数多くの事件を共に解決してきた。今日も共にワイバーンを討伐した二人の下に新たなる事件が舞い込んでくる。
それは汐留遥の古い仲間を傷つけたジャームの大N市襲来。そして普段と異なる側面を見せる汐留遥。
あなたの心に、春の嵐が吹き荒れる。

GM:サクラストームですよ!プロデューサーさん!
陶 妙算:上等(ハイ・クラス)だあ!!
GM:普段と異なる顔の相棒に普段と異なる気持ちを抱いてもらいます!
陶 妙算:僕の親友の汐留くんに喧嘩売るとは太い野郎だぜ!
ローズマリーメアリー:「流石は永港セル……仕事が行き届いています……! 美少年二人の友情と愛情の揺れ動きを楽しませてもらいますね!」
陶 妙算:女装以外でも違う面がみられるのだろうか…ドキドキだぜ…!
GM:ドキドキですねえ~!

GM:ではネクスト!
GM:PC3榎木孝史さん自己紹介をお願いします!!
榎木孝史http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYuPX2swIM
榎木孝史:「直接戦闘は苦手なんだけど、選り好みする余裕はどこも無いよね」
榎木孝史:えのきぎ たかふみ。入力するときは「えのき」がスムーズ。コードネームはパーティ・ビーチ。
榎木孝史:第5支部の副支部長を務めてるんだけど、威厳や貫禄とは無縁な腑抜けた雰囲気で、背はあまり高くない。
榎木孝史:両親、妻、11歳の長女と9歳の長男との6人家族で暮らしており、極めて良好な家庭を築いている。指輪もこの通り身に着けているよ。
榎木孝史:家族の大人たちはオーヴァードについて理解のある一般人で、子どもも現状未覚醒。本当に普通の家庭。
榎木孝史:4年前の崩落戦では割と危なかったんだけど、最終的に何も失うことなく守り切った。
榎木孝史:だけどその分、梁田支部長や支部のチルドレンを始めとした、周りの家族を失った人たちには負い目を感じている。
榎木孝史:...もちろん表には出さないけどね!自分にできることをしてサポートするだけさ!
榎木孝史:ソラリスの力で意識やレネゲイドを活性・鎮静化する薬品を生成することが出来て、それを香りとして他者に提供する。
榎木孝史:言ってみれば毒ガス使いだね。
榎木孝史:生成物を噴霧器とハヌマーン能力によって散布するほか、香油・芳香剤として供与することで自分が居ない場所においても他者を支援することができる。
榎木孝史:この辺は【Dロイス:組織の助力】を解釈したものだね。ミドルで十分な働きを示せると思うよ。
榎木孝史:データ的には他に、セットアップで範囲(選択)の行動値や火力を上げられるし、自分でもドッジ不可能な範囲(選択)攻撃を撃てる。
榎木孝史:あとシナリオ1回、ライトスピードで2回行動するよ。
榎木孝史:今回唯一のデビューPCにして成人!おそらく初女装!32歳の底力を見せてやる!
榎木孝史:......女装、本当にやらないとダメかい?
榎木孝史:以上です!
GM:素晴らしい自己紹介でした! 王道の副支部長ですね!
GM:どこぞのジェネリックエボルトとは大違いです!
GM:はいそれではハンドアウト!
GM:PC3
シナリオロイス:上戸ノア(任意/食傷)
貴方はオーヴァードである。所属勢力は問わない。貴方は助力を請われて第十一地区にある喫茶店“アソート”を訪れていた。
今回の貴方の目的は大N市第五地区周辺で怪しげな動きを見せるジャームの討伐。
相手はかつて貴方と共に戦ったことのある元UGNチルドレンだという。
子どもたちを二度と傷つけぬ為に気合を入れる貴方だったが、その、なんというか……同じチームの汐留遥と陶妙算の様子がおかしいような……?

GM:かつての味方との戦い……悲しいですね
榎木孝史:つらい
榎木孝史:ピンポイントにつらい
榎木孝史:女装だけでもつらい
ローズマリーメアリー:「おっ、先生じゃん。私達の死体の上で謳歌する平和はどうかな~?」
榎木孝史:ごめんなさい...
GM:なんでこうなったのか、設定が偶発的に噛み合ったゆえの事故……暴発……
GM:それではやってまいりましょう!

【OP1「悪いなワイバーン、話の時間だ」】

GM:まずはPC1のOPです!
GM:登場PCは遥きゅんと妙算くんです
GM:ワイバーン討伐後、事後という設定でまずは二人の関係性についてテキストカラテ行為に励んでいただきます
GM:女装前の貴重な姿でのサービスカットですので、初手から奥義でお願いいたします。
汐留遥:了解!
陶 妙算:はい!
陶 妙算:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 7[7]+48 → 55

汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+3(1d10-3)した(侵蝕率:35-38)
陶 妙算:幸先がいいぜ!
GM:登場PC→PC1&2 ちなみに登場ダイスはOP全体を通じて何度出ても一回までとします
GM:情景描写を入れたら喋り始めちゃってください
GM:─────
GM:静かに染まる夕暮れ。夏は終わり秋の気配が静かに近づいていた。
GM:茜色の空より赤い血の華が、人気のない公園の真ん中で咲き誇っている。
GM:犯人は二人の少年。
GM:被害者は一匹のワイバーン。
GM:それは、昨日と変わらぬ明日を守るために続けられる少年たちの密やかな戦い。
GM:激闘の後のなんとも言えない気だるさと心地よい疲労感が、その場所を支配していた。
陶 妙算:激しい戦闘の直後であるせいか、露に濡れた果実のような唇と白磁の陶器のような青白い頬に、うっすらと紅が刺している。
陶 妙算:呼吸とともに華奢な肩が揺れる様子はまるで百合の花が風に遊ばれる姿にも似ている。
汐留遥:「相変わらずだね。」
汐留遥:別の少年が公園のベンチに座って、荒い息を整えている。
陶 妙算:「それは、褒め言葉かな?それとも進歩がないってこと?」
陶 妙算:やわらかく潤んだ茶色の瞳をその少年に向けながら言葉を紡ぎます。
汐留遥:刀を持つ少年の涼やかな様子とは異なり、頬は赤く染まり、白い肌には玉のような汗が浮かんでいる。
汐留遥:「褒めてるんだよ。んっ……」こくりと唾を飲み込む。細い咽喉が上下する。
陶 妙算:「ふふ、知ってる。」
汐留遥:「結局、ほとんど君一人で終わらせてるじゃん。いつも。」
陶 妙算:「そんなことないさ。君がいないと僕はどこに刃を降ろせばいいのかもわからない。」
陶 妙算:いいながら、顔は自然と笑っている。
汐留遥:銃をホットパンツのホルスターに納める。
汐留遥:その顔を見る。
陶 妙算:刀をしまう。シャツの裾から少年らしい、薄く肉の乗った手首がのぞく
汐留遥:「人任せにしすぎ。」
陶 妙算:「お互い助け合って、得意なことをやればいいと思わない?」
陶 妙算:悪気なさそうに笑いながら手を伸ばす。
汐留遥:「刃を降ろす先くらいは自分で判断してよ。」
汐留遥:手を取ってベンチから立ち上がる。
汐留遥:「僕が何も言わなかったら襲われても抵抗しない気?」
汐留遥:指を絡めて陶と向かい合う。
陶 妙算:「そんなことないよ。」
陶 妙算:かすかに頬を上気させながら言葉を返す。
陶 妙算:反対の手でいつのまにかポケットから取り出していた絹のハンカチが汐留くんの頬に触れている。
陶 妙算:「ほら、こうやってどこにハンカチを置けばいいのかもわかるようになったんだ。」
陶 妙算:ハンカチからはかすかに桃の匂いがする。それが香水のたぐいでないことは汐留くんも知っている。
汐留遥:桃の香りが鼻孔をくすぐる。
陶 妙算:きゅっと、触れ合っている方の手の力を強める。怒らせたかな?と不安になった時の陶の癖だ。
汐留遥:顔を傾け、頬に触れていたハンカチを咥える。
汐留遥:「不正解。」
陶 妙算:赤みを刺していたうなじの色がうすまり、誘うように青い筋が透き通っている。
汐留遥:咥えたハンカチを、陶の頬に当てる。
陶 妙算:桃の香りが強くなる。
陶 妙算:「ダメなの?」
汐留遥:「まずは自分の顔を拭きなよ。」
汐留遥:薄い布越しに陶の体温と柔らかな肌の感触を味わっている。
陶 妙算:「綺麗なものを」
陶 妙算:「優先したいじゃないか。」
陶 妙算:桃の香りとともにとくりとくりと鼓動が早くなっていくのがわかります。
ローズマリーメアリー:「そんなの実質告白じゃない!!!!!!!!!!!!」
ローズマリーメアリー:突如、女の悲鳴が公園に響き渡る。
陶 妙算:「………?」
汐留遥:「………。」
陶 妙算:「新手のワイバーン?」
ローズマリーメアリー:遊具の隙間から二人より少しだけ年上の少女が這い出して、二人に近づいてくる。
ローズマリーメアリー:「あの、ちょっと、まずですね」
汐留遥:「一般人かな。まずいもの見られちゃった。」まだ処理されてないワイバーンの死体を見下ろして。
ローズマリーメアリー:「お二人は、恋愛関係にあられますか?」
ローズマリーメアリー:「肉体関係は?」
ローズマリーメアリー:「ご両親への挨拶は?」
ローズマリーメアリー:「式場などの予定は?」
ローズマリーメアリー:「新居とか決めてたりします?」
ローズマリーメアリー:「それとそれと……ああ、そう」
ローズマリーメアリー:「──UGNの方だったりしますかねぇ?」
ローズマリーメアリー:ニタァ、と笑う。
陶 妙算:茶色の瞳をぽやっとローズさんに向けている。
陶 妙算:「あっ」
汐留遥:「………。」陶と密着し、腕を背中に回す。
汐留遥:闖入者の死角で銃を生成し、撃てる状態に。
陶 妙算:流れに身を任せ汐留くんを密着する。
ローズマリーメアリー:「あっふ!」 鼻血をポタポタ垂らしながら顔を抑え、後ろに下がる。
ローズマリーメアリー:「それは! それはちょっとガチでやばいやつ!」
陶 妙算:同時に死角で刀に手を触れる。
ローズマリーメアリー:「これはあれですね。この男(メス)は俺のものだと示すことで謎のお姉さんを威嚇する少年らしい征服欲とかに満ちた行為!」
汐留遥:陶の耳元に囁く「相手の武器は?」
陶 妙算:汐留くんの唇に震わされた空気が陶の耳を刺激する。
GM:RC型と検討ついてもいいです
ローズマリーメアリー:「お姉さんは男と男の関係性については乱入しない主義ですが、お二人が望むのなら挟まれるのもやぶさかではないので何時でも言ってください!」
陶 妙算:「得物はない。なら素手かRC。一見にして、素手で戦うタイプには見えないね」
ローズマリーメアリー:「推しの部屋の花瓶になりたい……そういう感情ってありますよね」
陶 妙算:露に濡れた果実のような唇を小さく震わせ、言葉を返します。
陶 妙算:「君の言っていることはよくわからないな。」
GM:どことなく目の焦点が合っていない。会話が支離滅裂。そして社会的常識が壊滅しており、欲望を隠す素振りもない。ジャームと判断することもできるかも知れない。
陶 妙算:すっと汐留くんの細い腰に手を回す。
汐留遥:「お姉さんはどっち?」と問いかけつつ、陶の背に指を這わせる。
陶 妙算:「友達同士で仲良くしちゃいけないの?」
ローズマリーメアリー:「くっふうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!」
ローズマリーメアリー:「どっちも仲良くしてください!」
汐留遥:『三秒数えたら振り返って攻撃する』の合図だ。
ローズマリーメアリー:女は桃型の錠前を取り出して叫ぶ。
陶 妙算:こそばゆいような心地いいような感覚が背中から全身を伝わり、つるりとした喉元が赤くなる。
ローズマリーメアリー:「この──“欲望の姫君”の内側で!」
陶 妙算:了解、と腰を指先で叩く
汐留遥:3、2、1、
欲望の姫君:「ピーチレネゲイドエナジー、起動します」
陶 妙算:0!
ローズマリーメアリー:「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
陶 妙算:合図の通り、動き出す。
汐留遥:振り返り、闖入者に銃弾の雨を浴びせる。
汐留遥:が、
ローズマリーメアリー:二人の攻撃とほぼ同時に、結晶で出来た草の蔓が地面から飛び出す。
汐留遥:弾丸は草の蔓に弾かれて対象に届かない。
陶 妙算:汐留くんが作り出した隙に乗じて刀を振り下ろす。
陶 妙算:しかし刀が蔓にとめられる。
陶 妙算:「……!」
ローズマリーメアリー:「ショタの暴力を清らかな身体で受け止める美少女こと私、最高か?」
陶 妙算:「何を…!」
ローズマリーメアリー:「《人喰い陽炎(ラフィング・バーナー)》ちゃんをいじめた美少年が居ると聞いて駆けつけたのですが思ったよりもソソる美少年でした。マジで尊いので、貴方たちは物理的に死んだ後、私の欲望の姫君の中で魂だけを永遠に学パロ時空学生結婚四畳半育児偶に子供預けてラブホみたいなしっちゃかめっちゃかなやおい同人生活を送っていただきましょう!」
陶 妙算:「らふぃ……なに?」
ローズマリーメアリー:「ゼロちゃんです!」
陶 妙算:「ゼロの、仲間なの?」
ローズマリーメアリー:「イエス! アイアム小☆児☆性☆愛☆者!」
陶 妙算:「いや、意味がわからないな!?」
ローズマリーメアリー:「貴方たちの理解は求めてないもの! 貴方たちは可愛い顔晒してりゃあいいのよ!」
欲望の姫君:ローズマリーメアリーが握りしめた拳に呼応して、少年たちに絡まる結晶の蔓は更にきつくきつく彼らを締め付ける。
欲望の姫君:細い腕、しなやかなおみ足、丸みを帯びた腰、白い頬を舐めるように。
汐留遥:「ふ、あっ……!」
陶 妙算:「く…あっ!」
ローズマリーメアリー:「聞かせて……もっと! もっと! 尊いやつを!!!!!」
汐留遥:「んっ……でも、」ローズマリーを、いや、その後ろを見てにやりと笑う。
汐留遥:「僕たちも君の妄言に付き合う義理はないね。」
ローズマリーメアリー:「なにっ!?」
汐留遥:ずぶり
汐留遥:ローズマリーの身体を、剣が貫いている。
ローズマリーメアリー:「ん゛っ!?」
汐留遥:背後にいるのは、蔓に捉えているはずの陶だ。
ローズマリーメアリー:「あ゛はぁ……美少年に……貫かれちゃった……!?」 よろめく。蔓による拘束も弱まっていく。
汐留遥:正確にはその影。
汐留遥:情報から実体を再現し、分身を作り出す”ガベージコレクタ”の能力。
陶 妙算:「あんなこと言いながら、結局人を言いように使うんだから。」
陶 妙算:力が緩んだのと同時に細い腰をくねらせる。体ごと回転させ、拘束を振りほどく。
汐留遥:「いつもは僕が戦闘以外のことはやってるじゃん。……刃を降ろす先は分かるよね。」
ローズマリーメアリー:「あっ、ぐ……聞いた! 聞いてしまったわ!」
陶 妙算:「うん。大丈夫」
陶 妙算:「ちゃんと、見えてる。」
ローズマリーメアリー:「夜は……そっちが、攻め、なのね……リバは、リバは無いの……!?」
陶 妙算:言葉と同時に、距離を詰める
ローズマリーメアリー:息も絶え絶えに、反撃に動こうとするが……
陶 妙算:そして影の軌跡を縫うように
陶 妙算:白い雪が柳の枝からはらりとおちていくように
陶 妙算:伯耆安綱の一閃が炸裂する。
ローズマリーメアリー:その一太刀は過たず、女の胴体を両断した筈だった。
ローズマリーメアリー:その一太刀は過たず、女の命脈を断ち切った筈だった。
欲望の姫君:「欲望の充足が確認できません。再起動を開始します」
ローズマリーメアリー:女は、ゆっくりと再生を始める。
ローズマリーメアリー:Eロイス《不滅の妄執》
ローズマリーメアリー:「可愛い男の子の殺人童貞……奪いたいよねぇ……。貴方たちはチェリーって顔じゃないし、私は死なないんですけど」
陶 妙算:「やっぱり、君は。」
ローズマリーメアリー:女はゆっくりと、だが確実に再生を始める。疲弊する様子は無い。
ローズマリーメアリー:このままでは通常のオーヴァードたる貴方たちが先に消耗すると分かっていいだろう。
GM:と、その時だ。
上戸ノア:《ディメンジョンゲート》
上戸ノア:二人の背後の空間が歪み、一人の男が現れる。
上戸ノア:情報操作に関わることが多い汐留遥ならば、名前と顔くらいは知っているかもわからない。
陶 妙算:「また新手!?」
汐留遥:「……いや、援軍だよ。」
上戸ノア:「チャオ、エブリワン」
上戸ノア:「大N市第十一支部、支部長補佐、上戸ノアだ。細かいことは後にして、一旦退いてくれ」
上戸ノア:「このゲートはUGNの施設に繋がっている。詳しいことはそこで話すよ」
汐留遥:「分かった。攻撃も通じなさそうだしね。」
陶 妙算:「…遥くんが言うなら」
陶 妙算:茶色の瞳にかすかに悔しさをにじませながら言う
ローズマリーメアリー:「顔の良い男が増えた!!!!!!!!!!」
ローズマリーメアリー:「二人よりも三人の方が幅が広がりますね!!!!!!!!」
上戸ノア:「……行くぞ、可及的速やかに」
上戸ノア:《死神の瞳》《悪魔の影》《縛鎖の陣形》
上戸ノア:銀白色に輝く数珠つなぎの魔眼が絡みつき、頭桃色ジャームの脚を止める。
陶 妙算:その声をかき消すように、喉元に刃が一閃します。同時に距離を取りゲートへと逃げ込もうとする
陶 妙算:刃に、手応えがない。必死に足を動かすが、このままでは一手足りない
陶 妙算:あいつに、追いつかれる。
ローズマリーメアリー:「待て~~~~~~~~美少年~~~~~~~~~~~~~~!」
汐留遥:スタングレネードを錬成し、ピンを抜いて放る。
汐留遥:陶を抱きかかえつつゲートに飛び込み、上戸に指示を飛ばす。
陶 妙算:ぎゅっと汐留くんの腰にしがみつく
汐留遥:「閉じて!」
上戸ノア:それを聞いてニッと笑う。
上戸ノア:「チャオ」
上戸ノア:パチンと手を鳴らす。
上戸ノア:ゲートが閉じて、3人は木製の床を備えた古めかしい部屋へと落下していく。
汐留遥:バ  ン !
汐留遥:ゲートの向こうでスタングレネードが炸裂した。
陶 妙算:炸裂音とともにガタガタと物が倒れる音が響く
汐留遥:陶と汐留は部屋の床に重なるように横たわっている。
汐留遥:息と息がぶつかり、互いの汗の雫が混じり合う距離。
陶 妙算:汐留くんの顔に、しっとりと濡れたような黒い髪がかかる。
陶 妙算:かすかに柔らかさを残した薄い胸板の感触が汐留くんの体に伝わり
陶 妙算:そして自分を守るように肩を抱きしめている華奢な腕の存在にも気付いてほしい。
陶 妙算:「ありがとう。おかげで、助かった。」
汐留遥:「……また、汚れたね。」上気した顔で呟く。
陶 妙算:「だね。」
陶 妙算:「やっぱり、僕が一人で判断すると裏目に出ちゃうや」
陶 妙算:困ったような笑顔を浮かべながら、言います。
陶 妙算:頬に赤みがさすとともに桃の香りが強くなる。
汐留遥:その笑顔と香りを味わうと、胸に溜めていた文句もすっと消えてしまう。
汐留遥:「上戸さん。」陶の頬に手を当てて、煤を払いつつ。
汐留遥:「シャワー、借りていい?」
上戸ノア:「ああ、そこのドアから出て隣だ」
上戸ノア:「お静かに頼むぜ。まだ店が営業中だからよ」
陶 妙算:汐留くんが動こうとすると
陶 妙算:まだ動けない。陶の手がずっと肩に回っている。
陶 妙算:ワイバーンに刀を振り下ろした時は別人のような、小動物のような眼で汐留くんを見つめています。
汐留遥:くすりと笑う「子供みたい。」そして落ち着かせるように陶の頭を撫でる。「……一緒に入る?」
陶 妙算:頬がより上気し
陶 妙算:それを隠すように汐留くんの胸に顔を埋める。
陶 妙算:「シャワー室までは、一緒に行く…」
GM:─────
GM:では購入とロイスとっておいてください!
汐留遥:ジャーム/ローズマリーメアリー/興味/〇食傷
汐留遥:友人/陶妙算/〇羨望/食傷
陶 妙算:友人/汐留遥/友情◯/依存
陶 妙算:ボデマ
陶 妙算:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4

陶 妙算:だめ!
汐留遥:購入はフルオートショットガン
汐留遥:オートで《砂の加護》を使用、判定ダイス+3
汐留遥:6dx+6>=20
DoubleCross : (6R10+6[10]>=20) → 10[1,5,6,9,9,10]+9[9]+6 → 25 → 成功

汐留遥:成功!装備!
GM:うせやろ

【OP2「甘い夜は密やかに」】

GM:ネクスト!PC3!オープニング!
榎木孝史:28+1d10
DoubleCross : (28+1D10) → 28+10[10] → 38

GM:早速厄ネタをぶつけられて弱ってますね
榎木孝史:負けないぞ
GM:─────
GM:貴方は第十一地区の喫茶店“アソート”を訪れて一時の安らぎを得ていた。
GM:次の任務が開始されるまでのほんの一時の憩いの時間だ。
GM:ほんの僅かにアロマが香る店内。
GM:苦味の効いたコーヒーと、それを忘れさせてくれる柔らかな夜パフェ。
GM:貴方がそれに舌鼓を打っていると、この店の店主が貴方に近づいてくる。
GM:柱時計は、まだ八時をほんの少し過ぎたばかり。
上戸ノア:「よう、榎木さん」
上戸ノア:「わざわざお越し下さり感謝感激だぜ」
榎木孝史:「構わないさ、上戸くんも忙しいだろうから」両手を大げさに広げて返す。
榎木孝史:スーツの下には不健康ではない程度に細い体つき、上には貫禄のない気弱そうな顔。
榎木孝史:絵本に出てくる雲みたいな、明るいオレンジの髪(地毛)。
榎木孝史:しかしてその正体はこの大N市を守る13の盾、その1つたる第5支部は副支部長。
榎木孝史:"パーティ・ビーチ"こと榎木孝史である。
榎木孝史:「こちらこそ、美味しいデザートがいただけて嬉しいよ」
上戸ノア:「せめてものお礼さ。支部長を支える仕事の先輩として、今回はお力を借りたくてね」 肩をすくめる。
榎木孝史:「家でとなると、夜に子どもの前で食べるわけにもいかないからね」名残惜しそうに、最後の一口。
榎木孝史:「さて、仕事の話をしようか」
上戸ノア:「ははっ、良いパパさんやってらぁ。俺もあやかりたいもんだが……」 時計を見る。名残惜しそうに目を細める。
上戸ノア:「仕事、だな」
上戸ノア:スッ、と空中にホログラム画像が浮かぶ。
上戸ノア:「第五地区周辺へのジャームの接近を確認した」
上戸ノア:「コードネームはローズマリーメアリー」
上戸ノア:「元UGNチルドレンであり、崩落戦後に発生したコードウェル博士にまつわる騒動の中で、担当教官共々UGNを離脱」
上戸ノア:「しばらく表舞台から姿を消していたが、最悪のジャームとして帰ってきた」
上戸ノア:「ここまで、オーケー?」
榎木孝史:「......なるほど?」
榎木孝史:付き合いの深く、長い者であったならば、その顔に僅かな陰りが見えたかもしれない。
榎木孝史:「続けてくれ」
上戸ノア:「……ああ」
上戸ノア:付き合いが長いというわけではないが、人外でありながら人間を操る奸智に長けたノアには分かった。
上戸ノア:(話に聞いていた通り古馴染みか。我ながら嫌な仕事だねぇ)
上戸ノア:「ローズマリーメアリーは、ある特定条件下で行われる攻撃以外の全ての攻撃を無効化するジャームと化している」
上戸ノア:「それはすなわち──女装男子だ」
榎木孝史:「......そうか」
榎木孝史:「ンン?」
榎木孝史:「女装男子で合ってるかい?」
上戸ノア:「女装男子だ」
上戸ノア:真顔である。
榎木孝史:「......そうか」
榎木孝史:真顔になる。
榎木孝史:「まあ、そういうこともあるだろう」
上戸ノア:「ローズマリーメアリーは、あんたからしちゃ知らない仲でもないだろう」
上戸ノア:「しかも、任務が任務だ。正直、きつい仕事になる」
上戸ノア:ノアは目を伏せて、悲しげに呟く。非常に人間的な仕草だ。人間を観察し、人間を知り尽くしている。
上戸ノア:「けど今、第五地区周辺の地勢に詳しく、なおかつローズマリーメアリーの手の内について知識を持つ人間はあんたしかいない」
上戸ノア:少し悲しげな瞳を見せた後、頭を下げる。知っている者でなければ、一瞬で絆されてしまうだろう。
上戸ノア:「頼むよ、パーティー・ビーチ」
榎木孝史:「......上戸くんの言葉は正しい。上戸くんの動きは正しい」
榎木孝史:「でもまあ、さ。僕にはそんな見え見えな態度示さなくってもいいぜ?」
上戸ノア:「いや、まあ、必要な誠意だろ。少しやりすぎる癖は認めるけど、必要だから頼むわ~で済ませて良い仕事じゃねえよ」
上戸ノア:困った顔で頭を掻く。
榎木孝史:「それは理解してるよ。それに僕はきみのあくどいところも買ってるからね。その内痛い目見そうで心配だけど...」
上戸ノア:「それ、支部長にも言われた……楽しみすぎると身を滅ぼすってさ」肩をすくめる。
榎木孝史:「分かったうえで神妙な面されると、ちょっと面白いね...上戸くん」
上戸ノア:「そうかい? けどよ、マジな話、ろくでもねえネタ押し付けてるよ俺」
上戸ノア:「事実として現在、第五地区周辺の地勢に詳しく、なおかつローズマリーメアリーの手の内について知識を持つ人間はあんたしかいない」
上戸ノア:「あんた自身がそれを理解している」
上戸ノア:「故にあんたならやってくれる」
上戸ノア:「それが人々を守る結果につながる」
上戸ノア:「そう思ってこうして話を聞いてもらっているわけで」
榎木孝史:「そりゃあもちろん」
榎木孝史:「だから僕が上戸くんに返す言葉はせいぜい3つ程度さ」
榎木孝史:「一つはお仕事お疲れ様ってこと」
榎木孝史:「二つ目は...」
榎木孝史:「その仕事を、僕に持ってきてくれてありがとうってこと」
上戸ノア:僅かに目を大きく開く。驚いたのだ。
榎木孝史:(彼女がそのようになったなら、僕がすべきことがそこにはある)
榎木孝史:「驚くところかよ、これ」
上戸ノア:「俺ァ人間の自由と平和を守ってるが、生憎と感謝されたことは少なくてね」 ニッと笑う。
榎木孝史:「もうちょっと肩の力抜いて、いろいろやった方がいいと思うよ?」へにゃへにゃとした笑みを返す。
上戸ノア:「ははっ、それについては帰ったら一つ相談してえことがあるんだわ。そんで、3つ目は?」
榎木孝史:「......」一転して、固く沈痛な表情に変わる。
榎木孝史:口に出すのも躊躇っているかのように。
榎木孝史:「女装して戦う人員......僕も入ってる?」
榎木孝史:「実戦向きの人材じゃないって、僕思うな~」
上戸ノア:「榎木さん」
榎木孝史:「はい」
上戸ノア:肩を組む。
榎木孝史:小さくなる。
上戸ノア:「あんた一人を地獄にゃ送らないぜ」
上戸ノア:真顔であった。
榎木孝史:「そうかい......」
榎木孝史:真顔にならざるをえなくなった。
GM:─────
GM:ロイスなどどうぞ!
榎木孝史:よき隣人:上戸ノア/P有為〇:N不安
榎木孝史:4dx+1>=12 購入はインクリボン
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 5[2,3,3,5]+1 → 6 → 失敗


GM:この次はミドル1だ!
GM:このセッションはSSSC方式を採用しています!
GM:情報:UGN,FH,噂話,web 最大達成値30!
GM:この形式で登場前に情報収集していただきます!
陶 妙算:はーい
GM:支援特技や財産点の使用は自由です!
GM:さあ情報を集めろ! 達成値30を出してくれ! 僕たちが無事に土曜日を迎える為に!
榎木孝史:ようし!張り切って行こう!
陶 妙算:UGN幹部のコネ使って
陶 妙算:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 1[1,1,1]+3 → 4 → ファンブル

陶 妙算:wwwwwww
陶 妙算:1/1000やぞ!?
GM:えっこわい
榎木孝史:www
汐留遥:あ、まず登場を
汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:38->47)
汐留遥:購入分の砂の加護の侵蝕 47→50
GM:ああ、登場も振っていいことにしましょう
陶 妙算:あ、よかった。ダイスが増えるかも
GM:さあほら!誰でもいいから30出して!!!!!
陶 妙算:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 7[7]+55 → 62

陶 妙算:よい、DB来た!ふりたします!
陶 妙算:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 6[6]+3 → 9

榎木孝史:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+3[3] → 41

汐留遥:コネ:UGN幹部、《砂の加護》を使用して判定。
汐留遥:エージェントツールの効果も受けます。
汐留遥:判定ダイス+6、達成値+2
汐留遥:8dx+3
DoubleCross : (8R10+3[10]) → 7[1,3,5,5,6,7,7,7]+3 → 10

汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+3した(侵蝕率:50->53)
榎木孝史:Dロイス:組織の助力でシナリオ3回、すごい判定ができる。そこに情報収集チームも加える。
榎木孝史:10dx+7
DoubleCross : (10R10+7[10]) → 10[2,2,3,3,5,5,6,7,9,10]+7[7]+7 → 24

陶 妙算:しゅごい!!!
GM:さすがパパ
榎木孝史:財産点6!全部つぎ込んで30!
汐留遥:パパ!
陶 妙算:やったぜ!
GM:ナイスパパ!
榎木孝史:これがパパの力!
GM:以下、開示された情報です

プライズポイント2:ローズマリーメアリーの恐怖
開示内容:上戸ノアの手配により女装用の衣類が納入された。衣装合わせをしてみよう。

プライズポイント4:ローズマリーメアリーの憂鬱
開示内容:FHのオーヴァード同人誌即売会ジャムケットに原稿を間に合わせるべく、現在は大N市のホテルで缶詰になっているらしい。


榎木孝史:パイケットじゃん
GM:次のシーンは女装展覧会となります
GM:皆、女装描写は用意してきたかな?
GM:用意していない場合は急いで用意しよう
GM:ログを読んだ人の栄養になるからね
榎木孝史:ううっ...
榎木孝史:前後のセリフ合わせて16行ぐらいしか...
GM:完璧です
汐留遥:スッゴォイ
陶 妙算:長い!?
GM:ではまず顔合わせのシーンから入りましょうか
榎木孝史:はーい!
GM:それでは始めます

【ミドル1「この男ども……スケベすぎる……ッ!」】

GM:貴方たちは喫茶アソートの内部にあるビジネスルームに集合した。
GM:此処は普段からフリーランスのオーヴァードやUGNのオーヴァードが使う中レベルの機密保持機能を持つ会議室である。
GM:柱時計、蜻蛉の入った琥珀、白磁のカップ、甘いカフェオレ、よく効いた冷房。
GM:そんな物が揃った密室に貴方たちは集まった。
上戸ノア:「大N市近隣のUGN支部を壊滅させ、本日もワイバーンと交戦していた“ガベージコレクタ”“柳雪”の両名を襲撃したジャーム」
上戸ノア:「UGNはこれをジャーム“ローズマリーメアリー”であると確認。この討伐に女装が必要であるという“智の番人”からの進言を採択」
上戸ノア:「ここに集まった四名に正式な任務をくだした」
上戸ノア:「すなわち第二次女装戦線の始まりだ」
榎木孝史:ゆったりとした...そんな余裕があれば良いのだが、いかんせん緊張した面持ちで座りつつ
上戸ノア:すました表情の清楚な美少女(175cm)が三人の前に立つ。
榎木孝史:今の上戸の姿を見ればげんなりともする。
陶 妙算:「そんな地獄のような戦線が、過去にも?」
陶 妙算:困惑を隠せない顔
上戸ノア:「ああ、そっちは第十一地区を襲ったジャーム“インキュバス”の仕業だ」
上戸ノア:「奴は女性は洗脳、男は拒絶の邪悪なワーディングを貼っていた為、こういった女装男子による攻略が行われた」
上戸ノア:「これも人類の自由と平和を守るためだ。四の五の言っちゃいられねえさ」
上戸ノア:茶色の長い髪をサラリとかきあげる。物憂げな灰色の瞳に柱時計を映し、過去に思いを馳せてため息をつく。
榎木孝史:「ああ、ちょっと耳に挟んだねえ」
榎木孝史:「二回もそんなのに遭うなんて、ご愁傷様」
榎木孝史:「ところで『二度あることは三度ある』ってことわざ知ってる?」
上戸ノア:「やめろ」
上戸ノア:「マジやめてくれ」
上戸ノア:顔面蒼白である。
榎木孝史:「いやあごめんごめん」
陶 妙算:「女装………」
汐留遥:肩を大きく露出したセーターにミニスカート。黒いパンティストッキングに身を包んでいる。
汐留遥:「……とりあえず、私服ならこんな感じかな。」
汐留遥:「潜入なら制服とか準備しなきゃだけど。そこは状況に応じて臨機応変にやろうか。」
榎木孝史:(本当だったら多感な時期に、無理やりさせるようなことじゃないんだが...)
榎木孝史:「うん、よく似合っていると思う」
陶 妙算:「すごいな。躊躇がない。僕もしっかりしないと…」
上戸ノア:「で、今回の標的であるローズマリーメアリーは女装男子がノンケをホモに落とすエロ同人誌を専門に書く凶悪なジャームだって調べはついている」
上戸ノア:「試験的に女装した俺がやつを奇襲したところ、再生時間が遅れる現象が観測された」
上戸ノア:「つまり、全員が女装をしなくてはいけないという訳だ」
陶 妙算:「あの、すいません。」
陶 妙算:おずおずと手をあげます
上戸ノア:「どうした?」
陶 妙算:「僕は、その、いま男子校に通っていて、以前いたところにも女性がいなかったものですから。」
陶 妙算:「女性のファッションについて、詳しくないんです。できれば、ある程度服装をお見積りいただけるとありがたいのですが。」
上戸ノア:「ああ、任せろ」
上戸ノア:「第十一地区の服飾店レ・ミゼラブルから女装用の衣装をいくつか調達している」
上戸ノア:「あんたたちにはそいつを着てローズマリーメアリーを追跡してもらうつもりだ」
陶 妙算:「手際が良いのがありがたいけど怖い。」
榎木孝史:「はっはっは、悲劇的だねえ」
榎木孝史:「傍から見てる分には喜劇だろうけど、ここにいる全員が一蓮托生か」
上戸ノア:「女性らしい所作については俺が指導する」
陶 妙算:「アフターケアまで。」
汐留遥:手ごろな服を一着取って眺める。
汐留遥:「じゃあコーデは僕が。」
上戸ノア:「任せたぜ、ガベージコレクタ。あんたの腕は信頼している」
汐留遥:「正体を隠すために化けることが多かったからね。」
汐留遥:過去にいたセルでのことを思い出すが、それは口には出さない。
汐留遥:「これくらいは訳ないよ。」
上戸ノア:「じゃあ皆、まずは一旦着替えてくれるか?」
陶 妙算:「お願いしていい?遥くん?」
陶 妙算:茶色の瞳を不安げに潤ませながらいいます
汐留遥:「いいよ。教えてあげる。」
陶 妙算:「ありがとう。かっこよく……じゃないか、可愛くしてね?」
上戸ノア:(ガベージコレクタに柳雪……まあ、過去に色々あったんだろうが)
上戸ノア:(顔が──近い)
榎木孝史:「頼もしい仲間たちがいてくれて、30超えて新たな扉を送るおじさんとしても心強いねぇ...」笑みを返す。
汐留遥:「お兄さんもね。」
汐留遥:榎木を見上げる。見下ろすとちょうど扇情的な鎖骨が見える位置関係だろう。
榎木孝史:「......」
榎木孝史:「女装は今でも嫌だけど」
榎木孝史:「君たちの身を預かるわけだからね。僕も全力でいくよ」
榎木孝史:生半可な色香は通用しない。何故ならば彼は子持ちであり、UGN幹部の端くれなのだから。
上戸ノア:(良かった。俺みたいな若輩と違って榎木さんが美少年の色香で正気を失う訳が無いもんな……任せて正解だったぜ!)
陶 妙算:「頼りにさせていただきます。」
陶 妙算:瞬きする度に音がしそうな濃い睫毛に囲まれた瞳を榎木さんに向けながらいいます。
榎木孝史:(......すごく良い香りがするな)こちらについては能力柄、興味津々である。
GM:─────
GM:という訳で女装タイムです
GM:皆さん、1d100を振ってください
GM:小さい順番から発表です
榎木孝史:1d100 レッツ女装!
DoubleCross : (1D100) → 71

陶 妙算:1d100
DoubleCross : (1D100) → 9

汐留遥:1d100
DoubleCross : (1D100) → 53

GM:では陶きゅん→汐留きゅん→榎木さんです
陶 妙算:榎木さんが締め!
榎木孝史:マジかよ!
GM:素晴らしい、神の手が介在している
GM:それでは始めましょう
GM:─────
陶 妙算:汐留くんに服を選んでもらった服を更衣室で着ています。
陶 妙算:静かな部屋だ。衣擦れの音が、無性に響く。
陶 妙算:その音がやんでしばらく経ってから
陶 妙算:黒を基調としたワンピースに白いカーディガンを纏った陶が出てきます。
陶 妙算:背中まで流れるしっとりとした黒髪のウィッグを付けたその姿は一見すると少女のようにも見える。
陶 妙算:しかし、白磁の陶器のような肌に包まれた肉付きの薄い鎖骨。
陶 妙算:そしてスカートの裾から伸びるしなやかな足は彼が少年であることをかすかに主張している。
陶 妙算:少年の体と少女の美が不思議と調和されたその姿は
陶 妙算:少年でも少女でもないような
陶 妙算:あるいは少年と少女の境界に存在するような幽玄さを醸し出している。
陶 妙算:本人はそのアンバランスさが恥ずかしいのか、頬を赤らめながらスカートをぎゅっと握っています。
陶 妙算:歩く度につるりとした色白の膝裏がスカートの裾から覗いている。
陶 妙算:普段、ズボンしか履いたことのない陶にはそのスカートの感触も恥ずかしさを助長しているのかも知れない。
陶 妙算:「えっと、どうでしょうか。」
陶 妙算:「女の人らしく、みえますか?」
陶 妙算:言ってから、果実のように濡れた唇をきゅっと閉じます。
陶 妙算:「服は、その、遥くん…じゃない、遥ちゃん?が選んでくれたので可愛いと思うのですけど。」
上戸ノア:「大したもんだな……今回の任務には最適だぜ、柳雪」
上戸ノア:「なまじ初々しい分、更に色香が引き立ってる……マジで女装経験無いのか……?」
上戸ノア:「頼りにしてるぜ! じゃあ次!」
汐留遥:更衣室のカーテンが開く。
汐留遥:「さっきのでもよかったんだけど」
上戸ノア:「──ッ!」 あまりの衝撃に言葉を失う。
汐留遥:「妙算が清純路線だからね。」
汐留遥:「僕は別の路線にしてみた。」
汐留遥:オープンショルダーのへそ出しトップスに、ミニスカート。
汐留遥:しなやかな足を太ももまで覆うニーソックスが絶対領域を強調する。
汐留遥:陶と比較するとカジュアルでセクシー、エロティック。
陶 妙算:「わ……!」
汐留遥:少年の清純な体と、見るものを誘うかのような娼婦の仕草。
汐留遥:今の遥は、矛盾した二つを併せ持つ存在になっていた。
陶 妙算:その艶やかさに目をそらしそうになる、けれど、汐留くんの肢体から溢れる魅力が、目をそらすことを許さない
陶 妙算:じっと、見惚れてしまう。
上戸ノア:フリルに隠れた喉仏が小さく動く。気圧されているのだ。その噎せ返るような色香に、甘き毒の味わいに。
上戸ノア:「……こっ、こいつは」
上戸ノア:「大したもんだ」
上戸ノア:「あ、あー、まあその、なんだ」
上戸ノア:目を伏せる。
上戸ノア:「すまない。ちょっと理性を取り戻す時間を」
汐留遥:「……どうかした?」陶に歩み寄る。腰をわずかにくねらすように、色香を振り撒くように。歩き方すら変えている。
上戸ノア:「わぁあ! 俺には彼女が居るんだよ!? 榎木さん!」
上戸ノア:「たーすけてー! 榎木さぁん!」
陶 妙算:「あ、あ、その。」
陶 妙算:顔の熱くなっているのを感じながら、後ろに歩こうとする。
陶 妙算:けれど、なれないパンプスを履いているせいか躓いてしまい、汐留くんの胸元に飛び込んでしまいます。
陶 妙算:「あっ」
汐留遥:それを受け止める。
陶 妙算:濡れるような黒髪がふわりと浮き、桃の香りが流れていく。
陶 妙算:「う…ごめん。」
汐留遥:「今の声、女の子みたい。」乱れた髪を後ろになでつけ、整えてやる。
汐留遥:「可愛いよ。」
陶 妙算:ぶん、と首を振る。
陶 妙算:長髪に隠れたうなじかちらりと覗く。
陶 妙算:「じゃあ、遥ちゃんは、すごく、綺麗だよ。」
陶 妙算:茶色の瞳を伏し目がちにしながら、いいます。
???:「......そうですね。2人とも、とても心強いことです」
???:「......いや、少し気圧されるところがありますが」
榎木孝史:──────────
榎木孝史:【女装する前の通信内容】
榎木孝史:『もしもし、ママ?うん、僕』
榎木孝史:*語り掛ける声は、普段より僅かに高い。
榎木孝史:『ちょっと面倒な仕事になってね、しばらく帰れないかもしれないってだけ伝えようとね』
榎木孝史:『あー、いや、市内。着替えとかも大丈夫、むしろ買わないとだし...いやこっちの話』
榎木孝史:『それじゃ、みんなにもよろしく...うん、ありがとう。なるべく早く帰る』
榎木孝史:『...ああ、ありがとう。大丈夫だよ』
榎木孝史:【女装する前の通信内容 終了】
榎木孝史:──────────
榎木F孝史:「......はぁ、佳子に見られたら永遠にからかわれますね、これ」更衣室から移ってくる、彼の声は普段よりも数段高い。
榎木F孝史:紅い蝶の首飾りが飾り立てる、ほっそりとした細い首。
榎木F孝史:それに寄り添うような、細く緩い揉み上げが風に揺れると、
榎木F孝史:薔薇のものでありながら透明感がある、爽やかなティーローズの香りが漂う。
榎木F孝史:淡い水色の縦リブセーターと白いカジュアルチノが露わにするのは、丸みを帯びた胸部と肢体。
榎木F孝史:僅かに施された化粧により、うっすらと赤みを帯びたそのかんばせ。
榎木F孝史:端的に言って、女装というより女体化と表現した方がしっくり来る。その域に達した変貌ぶりであった。
上戸ノア:しばし言葉を失う。
上戸ノア:「これだから人間ってのは最高なんだ……」ため息とともに吐き出す。目の前の出来事を認識しきれてない。
上戸ノア:「なんだ、なんなんだお前ら。なんでそんなにもハイクオリティーなんだ」目の焦点があっていない。動揺しているのだ。
陶 妙算:「……え、すごい…」
陶 妙算:「胸とかどうなってるんですか?」
榎木F孝史:「私はソラリスでレネゲイドの研究者です。自分の肉体なら器用に弄れるのは当然のこと......」
榎木F孝史:「ああ、さすがにほとんど詰め物ですけどね?」支えるように、下から持ち上げる。
汐留遥:「なるほど。エフェクトで体の作りを変えてるんだ。」
上戸ノア:「ホルモンバランスいじってるよなそれ? あぶなくねえか?」
榎木F孝史:「2人と違って歳も嵩んでます。工夫できることは、しなければ」
榎木F孝史:「私だって嫌ですが、貴方たちの身の安全にも関わるのですから、ええ」
榎木F孝史:「最善を尽くすのは、当然のことです」
上戸ノア:「あんたに頼んで正解だったぜ。榎木さん」
陶 妙算:「すごく、すごく綺麗です。」
榎木F孝史:「......ええ、ありがとう。努力が報われるという一点においては、嬉しいです」
榎木F孝史:「陶さんも素敵です。大変良い見立てもしてもらったようで」
汐留遥:「こっちも綺麗に仕上げられてよかったよ。」
陶 妙算:「ありがとうございます。でも、その、一つ相談してもいいですか?」
陶 妙算:伏し目がちにしながら、おずおずと榎木さんにいいます
榎木F孝史:「? ええ、私に応えられることならば」
榎木F孝史:数歩歩み寄り、屈みこんで続きを促す。
陶 妙算:「えっと」
陶 妙算:少女のように頬を赤らめながら榎木さんに耳打ちをします。
陶 妙算:濡れた果実のように赤く艶やかで唇が耳元に近づき、同時に桃のような甘い香りが鼻孔をつきます。
陶 妙算:こそり
陶 妙算:『下着ってちゃんと用意されたものを着ないといけないんですよね?』
榎木F孝史:(......ああ、本当に好い香り)
榎木F孝史:「......うん?」
陶 妙算:言い終わってから、艶やかな唇をきゅっと閉じる。恥ずかしい。
陶 妙算:「その、遥ちゃんが選んでくれた服とは別に、ちゃんと用意されてるものがあって。」
榎木F孝史:「......」汐留さんの方に、視線だけ送りそうになって、戻す。
陶 妙算:「それもつけないと、いけないですよね?」
榎木F孝史:(.......えー)
榎木F孝史:「......そ、そうですねぇ」
榎木F孝史:「精神衛生上、心に合っていないことをするのはよろしくないですので......」
榎木F孝史:「その、戦いの時だけでも我慢して履いていただけますでしょうか?」
榎木F孝史:*履いてる。
陶 妙算:「…………戦いの直前に履き替えるほうが精神衛生上よろしくない気がするので…」
陶 妙算:「このまま頑張ります……!」
陶 妙算:※黒いレースの入った布面積の小さいやつを履いている
榎木F孝史:「......出来る限り早急に片をつけましょうね」
上戸ノア:「まったくだな」
榎木F孝史:「私も短期間で何度も変えると負担がかかりますから、任務を達成するまではこの身体のままで」
榎木F孝史:「家、帰れませんからね...」
汐留遥:「そういえば、家に連絡がてら何か調べてたみたいだけど」榎木さんに
上戸ノア:「事前にローズマリーメアリーの居場所を調べてもらってたのさ」
榎木F孝史:「ええ、部下に情報収集と処方箋を通達していました」
榎木F孝史:「......中性化する前に」
上戸ノア:「……」沈痛な面持ちで首を左右に振る。
榎木F孝史:「本当なら文書より通話の方が効率的ですが...こほん」
榎木F孝史:「彼女の居所は、この街のあるホテルです。しばらくは逗留すると見てよいでしょう」
榎木F孝史:「抱えているタスクからして、逃げ出すこともないでしょう。こちらから攻め入れます」
上戸ノア:「抱えているタスクってのは?」
榎木F孝史:「......ジャムケット」大真面目に、なにか途轍もなく胡乱な単語を吐き出す。
上戸ノア:「ジャムケット……FHが行う大規模同人誌即売会か」
榎木F孝史:「まさか本当に行われていたとは...」
陶 妙算:「え?初耳なんですけど、それそんなUGNに浸透している言葉なんですか?」
上戸ノア:「永港、アヴェンジャーズ、ラットウィンク、その他にも多くのセルが参戦し、マスターレイスの姿も複数確認されているという」
上戸ノア:「副支部長、あるいはそれに相当する役職に就いた人間には与えられている情報だ」
上戸ノア:「イリーガルやチルドレンだと初耳でもおかしくないかもな」
榎木F孝史:「聞くたびに首を捻っていましたがね...」
汐留遥:「そんなのやってたんだ………。」
上戸ノア:「まあ、あまり口外するな。危険すぎるからな」
陶 妙算:永港という言葉を聴いた瞬間表情が陰る。
上戸ノア:「どうした柳雪?」
陶 妙算:同時に何やってんだあいつらという思いも募る。
上戸ノア:別に自分が解決できるとは思ってないが、周囲の人間に動いてもらう為にあえて声にする。
汐留遥:その手を握る。
汐留遥:「まだ女装が恥ずかしいんでしょ。」
陶 妙算:ぎゅっとその手を強く握り返す。
陶 妙算:少年らしい、細く、硬い感触が汐留さんに伝わる
上戸ノア:遥が手を握ったのを見て、安心して口元を緩める。
上戸ノア:(良かった良かった。こりゃ余計なおせっかいだったかね)
汐留遥:「ともかく、あとはそいつを倒せばいいだけだよね。」
上戸ノア:「ああ、そういうことだ。皆には今から出撃してもらう」
上戸ノア:《ディメンジョンゲート》
上戸ノア:「此処から先は単純暴力と女装の時間。それ以外の心配は、俺が全部処理しておくよ」
榎木F孝史:無言でその様子を見届けながら《虹の香り》。心落ち着かせるラベンダーの香を漂わせる。
榎木F孝史:喉を通るものが少なくとも、香りなら届けられるだろうから。気を惹かない程度に。
陶 妙算:「遥ちゃんには、全部お見通しだね。」
汐留遥:「僕は大抵のことは知ってるし、知らないことも暴く性質だから。」微笑を陶に投げかける
陶 妙算:自分を気遣って、少し見当違いの優しさを見せてくれる。
陶 妙算:この年下の男の心遣いが、好きだ
陶 妙算:「頼りにしてる。」
汐留遥:「僕も。」
陶 妙算:ラベンダーの香が自分の桃の匂いを薄くしている。そのことがわずかに心を軽くする。
陶 妙算:過去が、少し遠ざかった気がした。
陶 妙算:茶色の瞳を汐留くんにむけます。
汐留遥:「じゃあ、行こうか。」
陶 妙算:「うん。」
汐留遥:陶と汐留以外の全員が動き出し、目線が逸れたタイミングで、
汐留遥:「あれ、履くか迷った?」耳に囁く。
陶 妙算:「………」
陶 妙算:一瞬遅れて何を、汐留くんの言葉の意図を理解し
陶 妙算:「教えないっ」
陶 妙算:と頬を膨らませながらいいます。
汐留遥:その様子を見て意地悪く、楽しそうに目を細める。
陶 妙算:「…意地悪」
汐留遥:そして繋いだままの手を自分の太ももに導く。
陶 妙算:「……っ」
汐留遥:「僕はどっちか……確かめてみる?」
陶 妙算:手に熱がこもるのが伝わる。
陶 妙算:真珠色のうなじに赤みがさし、桃の香りが強くなる。
陶 妙算:困惑する自分の表情を隠すように汐留くんの肩に顔を埋める。
陶 妙算:「今は、無理…」
陶 妙算:吐息がかかる
汐留遥:「じゃあ、終わった後で。」
陶 妙算:「今、それしたら、多分、そのことしか考えれなくなっちゃうから。」
陶 妙算:「………」
陶 妙算:ぎゅっと腰を抱く。
汐留遥:唇を陶の髪に当てる。
陶 妙算:「……いじわるっ」
汐留遥:その言葉を聞いて、また小悪魔のように笑った。
GM:─────
GM:購入ロイス、お願いします!
榎木F孝史:幼子:陶妙算/P庇護〇:N...甘い 同行者:汐留遥/P信頼〇:N細すぎない? でロイス取得
榎木F孝史:4dx+1>=12 購入はインクリボン
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 10[1,4,6,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

榎木F孝史:やったぜ
陶 妙算:ボデマ
陶 妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[8,8] → 8

陶 妙算:無理
陶 妙算:上官/榎木F孝史/敬意◯/えっちぃ
榎木F孝史:どうして...
汐留遥:シューターズジャケット!
汐留遥:2dx+6
DoubleCross : (2R10+6[10]) → 10[3,10]+1[1]+6 → 17

汐留遥:成功、装備
汐留遥:UGN幹部/榎木孝史/〇尊敬/隔意/ロイス
榎木F孝史:なんかすごく傷つく>UGN幹部

GM:お次も情報:UGN,FH,噂話,webで判定!
GM:最大達成値30だ!
GM:登場侵蝕振ってからでいいよ!
榎木F孝史:41+1d10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+7[7] → 48

榎木F孝史:Dロイス:組織の助力でシナリオ3回、すごい判定ができる。そこに情報収集チームとインクリボンも加える。
陶 妙算:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 5[5]+62 → 67

汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:53->60)
陶 妙算:コネ!UGN幹部!
陶 妙算:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 10[6,9,10]+10[10]+10[10]+7[7]+3 → 40

陶 妙算:wwwwwwww
汐留遥:あれ
榎木F孝史:まじか
汐留遥:終わっちゃった!?
GM:んっ?
GM:よし、よくやったぞみんな!!!!!!!
汐留遥:じゃあ普通に判定しとこう……
陶 妙算:流石1/1000の男やで
陶 妙算:俺
汐留遥:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 4[1,1,2,3,4]+3 → 7

榎木F孝史:ツーターンキルゥ...
GM:じゃあ情報開示しようか
GM:プライズポイント6:ローズマリーメアリーの襲撃
開示内容:ホテルへと急行したところもぬけの殻、しかけられていた恐るべきトラップが一行を襲う! ラッコ鍋のお時間だ!

プライズポイント8:ローズマリーメアリーの理想
開示内容:顔のいい男と女装した顔のいい男しか存在しない平和な世界を作りたい。そこで、アヴェンジャーズセルの門を叩き、改造手術を受けて現実改変能力を持つジャームとなった。これまでの戦闘経験とさる筋からの情報提供により、彼女のレネゲイド波長を特定し、探知する事が可能になった。
→任意の作戦によりローズマリーメアリーを捕獲・戦闘する事が可能になります


陶 妙算:ジャームに、なった!?
陶 妙算:え、やべえ、こええ!!
汐留遥:そんな理由でジャーム化するのヤバすぎるでしょ
榎木F孝史:エロス共め...
GM:ジャーム化の理由、本当に最低なんですけど
GM:今回は榎木さんが居るお陰で掘り下げができるよやったね!
GM:じゃあシーンを始めようか!

【ミドル2「密室、ラッコ鍋、男四人、何も起きない筈もなく……」】

GM:貴方たちは大N市のとある地区にある高級ホテルへとたどり着いた。
GM:女装姿の君たちだったが特に怪しまれることもなく、ローズマリーメアリーの居るとされる部屋へと進んでいく。
陶 妙算:「ここまで怪しまれないと、罠かなって気持ちになるね。」
榎木F孝史:「どうでしょうね。FHは胡乱な奴はとことん胡乱ですが...」
榎木F孝史:「胡乱の窮まりのくせに、小賢しさだけは持っている者もいる。警戒は怠らず」
GM:ちなみに上戸ノアは人払いや隠蔽工作の為に外に居ます。
汐留遥:「了解。鍵、開けるよ。」
汐留遥:手の中にカードキーを錬成する。過去に使用されたカードキーの情報を再現しているのだ。
汐留遥:ピピッ と音が鳴り、ドアノブの上のランプが青く点灯する。
陶 妙算:その手管を信頼しているので何も言わない。ただ扉の先を警戒している。
榎木F孝史:手提げ鞄からスプレーを取り出す。表面には無地。真っ白い装置。
ローズマリーメアリー:扉が開く。
ローズマリーメアリー:「うわあ! 顔の良い男がいっぱぁい!」
ローズマリーメアリー:女は笑う。
ローズマリーメアリー:Eロイス《マジカル☆リクエスト》
ローズマリーメアリー:→男だけでラッコ鍋を食べないと出られない部屋
榎木F孝史:「...ッ、鋭い観察眼!じゃない!?待ち構えていましたか!」
榎木F孝史:???
欲望の姫君:「欲望を承認します」
欲望の姫君:一瞬の出来事だった。
陶 妙算:「え、は!?」
欲望の姫君:周囲の空間を結晶の蔦が覆い、三人の逃げ道を塞ぐ。
欲望の姫君:そこは六畳一間の小さな部屋。
欲望の姫君:隅っこには布団が敷かれている。
ローズマリーメアリー:「はい! こちらラッコ鍋を食べてから三十分しないと出られない部屋になっております!」
榎木F孝史:「えっ」
汐留遥:「………すごい。」
ローズマリーメアリー:「美娼年1、美娼年2、人妻! いずれも美味しそうですね!」
汐留遥:「こんなジャーム、初めて。」げんなりした顔
ローズマリーメアリー:「ですが自分から襲いかかるようなはしたない真似はいたしません!」
陶 妙算:「ラッコ鍋…?」
陶 妙算:「え、美味しいものをごちそうしてくるだけ、というわけじゃないですよね?」
ローズマリーメアリー:「せいぜいラッコ鍋を食べてスケベな気持ちになりもうとっくに三十分経ってるのに足腰立たなくなるまでまぐわってもらってから!」
汐留遥:「そもそもラッコって食べれるの?」
榎木F孝史:「うーん、どうなんだろう...」
ローズマリーメアリー:「外に出てきてください!」
ローズマリーメアリー:「それでは!」
ローズマリーメアリー:《瞬間退場》
榎木F孝史:「......」
榎木F孝史:「い、意図が掴めない...」
GM:女の姿は消えた。
GM:しかし──部屋の隅の布団が奇妙にうごめく。
マスター・エロス:「意図は単純だよ。ホモ・セックスが見たいのさ」
マスター・エロス:その中には男が残っていた。
陶 妙算:「誰だ」
汐留遥:「………。」再び嘆息する
汐留遥:「君さ」
陶 妙算:「………遥ちゃんの知り合い?」
マスター・エロス:「やあ、遥くん。お久しぶりだねえ」
マスター・エロス:「一度ならず二度までもこうして巻き込まれるとは……運命って奴を信じるセンチメンタリズムを持ち合わせている自分に気づかされてしまうよ」
榎木F孝史:「......あなたは」無言でスプレーを向け、汐留くんを庇える位置に立つ、
汐留遥:それを手で制す。「噂になってるよ。宇宙に追放されたとかなんとかって。」
マスター・エロス:「ああ、宇宙には追放された。だが仲間との絆や奇跡で戻ってきた」
マスター・エロス:「まあ今回は仲間に裏切られてこのザマなんだけどねぇ!」
陶 妙算:「じゃあ、戻ってこれたのは絆じゃなくて奇跡ですね。」
マスター・エロス:「違うし! 助けてくれた仲間との熱い絆はまだ確かに胸の中にあるし!」
汐留遥:嘘ではないのだろう。やはり、こいつは規格外の化け物なのだ。
汐留遥:「こいつはマスターエロス。」
陶 妙算:「マスターエージェント…」
榎木F孝史:その名、その顔は情報として知っている。
マスター・エロス:「左様。アヴェンジャーズセルのリーダーにして、この世界を明日に導く正義の味方だ」
陶 妙算:「なるほど。」
マスター・エロス:「そして今、同志と信じたセルメンバー“ローズマリーメアリー”の裏切りにより、ラッコ鍋を食べて三十分待たないと出られない部屋に閉じ込められている」
陶 妙算:「そういうことですか。彼女は囮。」
榎木F孝史:「えっ」
マスター・エロス:「……?」
マスター・エロス:妙算の言葉に首を傾げる。
陶 妙算:「僕たちをこの脱出不能の部屋に導いて貴方に止めを刺させると……」
陶 妙算:「え?」
榎木F孝史:「......」
マスター・エロス:「……いや、普通に僕も閉じ込められたけど?」
マスター・エロス:「いや、きっかけは本当にしょうもないことでさ」
マスター・エロス:「特撮に興味があるからおすすめ無いかって言われて、喜んで仮面ライダー◯ウガ見せたらさ」
ローズマリーメアリー:『成る程! この主人公のイケメンと警官のイケメンは結婚するんですね!!!!!!!!!!!』
マスター・エロス:「そういうのを公共の場で言ってはいけないよってちょっと強めに叱ったら不意打ち食らって放り込まれたよ」
マスター・エロス:「最近の若いオタク、本当に良くないと思う」
汐留遥:「……これほど構成員の欲望がバラバラなセルも珍しいだろうね。」
陶 妙算:「………」
榎木F孝史:「あなたも相当厄介なオタクでは...いえ、人望無さそうですしね」ほんの僅かながら、その視線には優しい色が灯っていた。
榎木F孝史:(子どもとの距離感、難しいですよね...)
陶 妙算:「つまり、少なくともこの場では敵対意思はない、と?」
陶 妙算:柔らかな茶色の瞳に警戒の色を含ませながら言う。
マスター・エロス:(まあ構成員の欲望についてはべらべら喋ったら馬鹿みたいだし、黙っておくとして)
マスター・エロス:「……」
マスター・エロス:「まあ、言いたいことは色々あるが」
マスター・エロス:「この部屋を安全に出る方法はある」
マスター・エロス:「今から僕はそれを君たちに教える」
マスター・エロス:「僕たちは勝手にそれを試す。それでいいだろう?」
マスター・エロス:「君たちUGNと馴れ合うのは趣味じゃないからねぇ~仕方ないねえ~」いい笑顔である。
陶 妙算:「ええ、でもその前に。」
陶 妙算:普通に扉を開けようとします。
陶 妙算:脱出できないか一応試す。
GM:まあ開きませんね
GM:扉を開けようとした陶くんの身体には痺れるような甘い快楽が走ります。
陶 妙算:しまった!!罠チェック忘れた!!!
GM:冒険者マインドを忘れたな!
陶 妙算:「……え…?あ…?」
榎木F孝史:「っ、陶さん!?」
マスター・エロス:「むっ、いかんな」
陶 妙算:くらり、と脳がとろけるような感覚に襲われる。
汐留遥:陶の身体を受け止める。
マスター・エロス:「あれは快楽トラップ、逃げようとすると得も言われぬ力で抵抗力を奪われるのだ」
陶 妙算:その感覚が脳からじわりと体全体に伝わり、
陶 妙算:やがで、下腹部が熱くなっていく。
陶 妙算:「はあ……はあ……」
マスター・エロス:「この技の開発実験のデータを見たが、感度3千倍に到達したところでサンプルごと計測機械が壊れていたよ」
榎木F孝史:「正気か?」
汐留遥:「ちょっと、警戒しなさすぎだよ。大丈夫?」
マスター・エロス:「パーティー・ビーチ、回復技的なやつはないのかい?」
マスター・エロス:「僕、持てる力の全てを幻覚生成に費やしてるから治療してあげられないんだよね。賢者の石持ってなければマスターミラージュって名乗ることになってたんだ」
榎木F孝史:「当たり前みたいに、色々知ってるんですね。やだこの人...」
マスター・エロス:「だってオタク活動邪魔されたくないからねえ」
陶 妙算:吐息が、激しくなる。
陶 妙算:のどが激しく上下し、ワンピースからかすかに胸元がのぞく
マスター・エロス:「しばらく放置してもいいが……」
陶 妙算:「ご、ごめん、大丈夫じゃ…ないかも…」
マスター・エロス:「ラッコ鍋の匂いを嗅いでいる間に我々の理性も砕けていくかもしれないねえ……」
陶 妙算:「あっ…」汐留くんに軽く触れられただけで、
陶 妙算:まるで媚びるような嬌声が口から漏れてしまう。
陶 妙算:それを恥じるように両手で口をふさぐ。
榎木F孝史:「私、戦闘向きではないですからね。備えはもちろんあります......しばしお待ちを」
榎木F孝史:迅速に、無駄のない動きで手提げ鞄の中身をまさぐる。
陶 妙算:助けを乞うような眼で榎木さんをみる。だがその眼差しにかすかに男を誘い込む娼婦のような色が混じっている。
汐留遥:陶を見下ろし「……出る方法、教えなよ。」エロスに視線を移す。
マスター・エロス:「オーケー、遥くんの頼みならば仕方ない」
マスター・エロス:「僕も夜のマスターエロスとかいうクソみたいなシモネタ存在になりたくないしね!」
GM:という訳で
GM:エロスからデータ的な話が始まります
GM:【ラッコ鍋】
Eロイス《衝動侵蝕:妄想》+《原初の恐怖》です
目標値20の衝動判定です
失敗するとスケベな思いが抑えられなくなります

GM:全員がこの判定を行わなくてはいけません
榎木F孝史:なんなのだこれは
GM:これは意を決してラッコ鍋を食べて理性を保つ為の判定です
マスター・エロス:「もしもこの快楽に堕ちた場合、正気の残った誰かが獣となった誰かを、リザレクトするまで殴らなくてはいけない」
マスター・エロス:「なので、僕一人では脱出出来なかったってわけさ」
榎木F孝史:「君影草...肉体の昂ぶりを抑えます」返す視線も、僅かに潤んでいる。
榎木F孝史:「大丈夫ですよ。吸いすぎると死にますが」
榎木F孝史:「すべて、私に委ねて、リラックスしてくださいね」
陶 妙算:快楽に耐えるように息を切らししながら
陶 妙算:花弁のような舌を突き出します。
陶 妙算:「お願い、もっと近づけてください。」
陶 妙算:茶色い瞳を潤ませながら懇願する。
榎木F孝史:ぬめる紅に、目が囚われる。
マスター・エロス:「そちらの元・永港セルの少年より更にひどいことになるぞ……」
榎木F孝史:「ーーっ」ごくり、喉を鳴らす。
陶 妙算:「おねひゃい、しまひゅ」
マスター・エロス:「……ちなみに陶くんの毒は時間をかければぬけるが」
マスター・エロス:「一発リザレクトさせたほうが早いかも知れないね」
GM:※データ的には特に何のペナルティもないですし普通にそろそろ正気取り戻しても大丈夫です
汐留遥:「リザレクト、って言ってもね。」
陶 妙算:だらしなく口を開く。濡れた果実のような唇に、唾液の箸ができている。
榎木F孝史:「......私の薬は、経口摂取じゃないですよ」陶さんの目元を手で隠してやり
榎木F孝史:(か、香りを使ってて本当に良かった...)香をハヌマーンの力で、適量吸わせる。
陶 妙算:おれはしょうきにもどった
榎木F孝史:げんき!
陶 妙算:「…………」
陶 妙算:「恥ずかしいところをお見せしました……」
榎木F孝史:「......私が晒したときには、よろしくお願いします」僅かに微笑みながら。
汐留遥:「気を付けてよね。トラップじゃなくても惑わされちゃうよ。」
マスター・エロス:「えっ、遥きゅん……君……」
マスター・エロス:(最近の若い子って進んでるな……!)
陶 妙算:「うう……ごめんなさい……」
榎木F孝史:(きゅん......?)
マスター・エロス:「ああもう! とっ、ともかく! ラッコ鍋を食うぞ!」
GM:※判定に失敗した場合、リザレクトできるまで味方に殴ってもらうことになります
汐留遥:「はいはい。」コンロに火を付ける。
榎木F孝史:「......彼はともかく、彼女は妄言を吐いても虚言を吐ける状態ではない、か」
マスター・エロス:一瞬だけ榎木さんの方を見て
マスター・エロス:『正解』とでも言わんばかりにほほえみますね。
汐留遥:何故か置いてあったエプロンを身に着けて、おたまで温まった鍋を人数分分ける。
汐留遥:もともと布面積の少ない服を着ていたせいか、正面から見るとまるでエプロンの下は何も着ていないように見える。
陶 妙算:「……いい匂い…」
榎木F孝史:「......少し、暑いですね」
マスター・エロス:「ネクタイをはずさせてもらうよ」
マスター・エロス:ネクタイを外している最中にシャツのボタンが弾ける。
マスター・エロス:「これは失敬」
陶 妙算:(なんだか、遥くん…すごくえっち…)
陶 妙算:まるで裸エプロンのような汐留くんに見惚れている。
汐留遥:「いい匂いかなあ。僕は全然そう思えないけど……。」
榎木F孝史:「足を晒したくなかったけど、スカートにすれば良かったかな...」
榎木F孝史:肌にぴったりくっついた上下の服が、じっとりと湿り気を帯びる。
マスター・エロス:「ッ、頭が、クラクラしてくる……」
汐留遥:「………というか、これ。」
汐留遥:「妙算は食べれるの?」
陶 妙算:「…………」
陶 妙算:「みんなで食べないといけないんだよね。」
陶 妙算:果物以外は食べられないように調教された体だ。
マスター・エロス:「それについては問題ない」
マスター・エロス:「ラッコ鍋と言っても妄想の産物、アレルギー反応などは出ないことが確認されている」
マスター・エロス:「いや、まあ、死ぬほど気持ち悪いけど」
汐留遥:「………これ、全部エフェクトで出来た作りものなんだ。」
陶 妙算:「うう、なら、なんとか、頑張れそう。」
汐留遥:珍しそうに器の中の具材を見て、恐る恐る口に運ぶ。
陶 妙算:さきほどのトラップのせいなのかまだ頭がくらくらしている。
陶 妙算:そのせいなのかラッコ鍋のせいなのか、榎木さんの汗で滲んだ胸元につい目が行ってしまう。
榎木F孝史:「我々大人で量を減らさないとですね...」
榎木F孝史:ぱたぱたと、セーターをはためかせる。
マスター・エロス:「任せておけ。大人は子供を守るものだからな」
マスター・エロス:息をゆっくりと吸って、ゆっくりと吐き出す。
マスター・エロス:彼の腰のあたりにある賢者の石が紅の光を放つ。
マスター・エロス:「まずは僕が行こう!」
GM:という訳で皆さん、イージーエフェクトを駆使してボーナスをもぎ取ってください
汐留遥:うーん、有効なイージーがない。そのまま判定します。
榎木F孝史:《虹の香り》で気を紛らわせ、《無音の空間》でラッコ鍋の臭気を消します
榎木F孝史:これは私ではなく、全員に効果があるものかと
GM:では榎木さんのイージーエフェクトの効果で、全員に+6のボーナスを入れましょう
陶 妙算:《代謝制御》でラッコ鍋の影響を抑えたりできないかなー!
汐留遥:自身の判定に《砂の加護》使用。判定ダイス+4。
汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+3した(侵蝕率:60->63)
GM:陶くんにボーナス更に4だ!
陶 妙算:やった!
汐留遥:判定!
汐留遥:6dx+6
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 7[2,3,4,5,7,7]+6 → 13

汐留遥:オオウ・・・……
榎木F孝史:Dロイス:組織の助力を使う!これが大人の力だ!
榎木F孝史:ワシは...ワシは天下のUGN幹部じゃぞ!ラッコ鍋になんか負けない!
榎木F孝史:10dx+11
DoubleCross : (10R10+11[10]) → 10[2,2,2,5,5,5,8,8,9,10]+10[10]+6[6]+11 → 37

榎木F孝史:これが大人の女
陶 妙算:うおおおお!!
陶 妙算:5dx+10
DoubleCross : (5R10+10[10]) → 10[4,7,8,10,10]+5[2,5]+10 → 25

陶 妙算:や、やったーーー!!
マスター・エロス:マスターエロスは賢者の石とローズマリーメアリーのロイスを引きちぎってダイス増やします
マスター・エロス:11dx8+6+1
DoubleCross : (11R10+6+1[8]) → 10[3,3,4,5,5,5,5,6,9,9,10]+7[5,7,7]+7 → 24

汐留遥:財産7使う!ここで殴られるのはきつい!
GM:では遥きゅん! 財産の演出を考えてくれ!
汐留遥:13→6
汐留遥:あ、どうしようかな。財産の演出か………。
汐留遥:思いつかないからそのまま失敗でいい……?
GM:良いよ!
陶 妙算:ww
榎木F孝史:www
汐留遥:では侵蝕を増やして…
陶 妙算:そんな、PLサービスをしてくれるんですか、汐留くん!!
陶 妙算:ありがとうございます!!
汐留遥:63+1d10+15
DoubleCross : (63+1D10+15) → 63+1[1]+15 → 79

マスター・エロス:ありがとう
マスター・エロス:Eロイス《衝動侵蝕:妄想》+《原初の恐怖》なので
1d10+覚醒で得られる初期侵蝕分だけ侵蝕を増やしてください!

汐留遥:アー…これは判定失敗だから仕方ない……
榎木F孝史:ありがたいなあ
陶 妙算:ぎゃん
陶 妙算:1d10+18+67
DoubleCross : (1D10+18+67) → 8[8]+18+67 → 93

陶 妙算:えっぐ!?
榎木F孝史:1d10+14+48
DoubleCross : (1D10+14+48) → 5[5]+14+48 → 67

GM:では演出タイムだ!
GM:─────
GM:鍋が。
GM:獣を煮込んだその淫美なる香りの鍋が。
GM:貴方たちの臓腑を否応なしに蹂躙し、支配し、肉体を変質させていく。
GM:より強靭に、より淫美に。
GM:精神構造もまた同じ、貴方たちは周囲の存在の全てが性的に見えることだろう。
GM:酔っ払うと箸が転がっても笑うと人は言うが、まさにそれだ。
GM:ラッコ鍋を食うと箸が転がっても発情する。
GM:貴方たちは今まで経験したことのない地獄を味わっていた。
汐留遥:「食べれる?妙算。」
陶 妙算:「………」
陶 妙算:「一人じゃ、無理かも。」
陶 妙算:茶色い瞳を潤ませて言う。
榎木F孝史:「...ふぅ」息が荒くなっている。肢体が熱を帯びている。
榎木F孝史:自分の肉体も人の状態も、正しく理解できている。
榎木F孝史:(...すごい色気だ)
マスター・エロス:「うちの、部下が、優秀すぎて怖い……」心底げんなりした表情である。
汐留遥:「誰も一人で食べろなんて言ってないよ。」
マスター・エロス:「お、おいまさか遥くん?」
汐留遥:「まさかって何?……効いてないよ、こんなの。」
マスター・エロス:(あかん目が据わってる)
マスター・エロス:「お、おい! パーティー・ビーチ! なんとかしたまえ! このままでは青少年の何かが危ない! コレ絶対危ない! やばいって!」
榎木F孝史:ぼぅっとした眼つきが、2人を視界に収める。
マスター・エロス:(頼れるUGNはみんなサカッてる)
陶 妙算:「よかった。じゃあ、遥ちゃん」
陶 妙算:自分のお椀を汐留くんに渡す。
汐留遥:「妙算は小食なんだ。みんなで分けないと食べきれないだろ。」
陶 妙算:汐留くんの前で膝を付き、
陶 妙算:上目遣いに見上げ口を開く。
陶 妙算:「あーん、して。」
陶 妙算:「遥ちゃんからもらったものなら、食べられそう。」
陶 妙算:トラップの効果が残ってるのか、まだ頭がくらくらしている。
榎木F孝史:「......やれやれ、暑いですね」後ろ手に首飾りの留め金を外す。
マスター・エロス:「ええい正気なのは僕だけか!」
汐留遥:表面上は全く変化がない。しかし、
汐留遥:「うん。そのままね。」
陶 妙算:「うん、ちょうらい?」
汐留遥:陶の色欲に浮ついた提案を却下出来ないほど、こちらも判断力を失っている。
マスター・エロス:「こんな部屋に居られるか! 僕は出て行かせてもらっ──」
マスター・エロス:ドアノブにふれる。
マスター・エロス:「あっふぅん……!?」
マスター・エロス:その場で崩れ落ちる。
マスター・エロス:「三十分ルール……忘れてた……」
マスター・エロス:かくしてこの部屋最後の常識人は倒れた。
榎木F孝史:「仲良しで、いいですねえ」エロスの姿は眼中にない。
榎木F孝史:縦セタの首元をぐいと引き下ろし、はたはたと動かす。淡い桃色の下着が垣間見える。
陶 妙算:花弁のような舌を突き出して、唇が汐留くんを誘っているかのように濡れている。
陶 妙算:つるりとした頬を玉のような汗が流れていく。それが形の整った顎先から、白磁のような鎖骨に落ちる。
汐留遥:「…………。」
汐留遥:「先に」
汐留遥:とん、と陶の身体を押し倒す。
陶 妙算:「あっ……」
陶 妙算:濡れたような茶色の瞳が困惑している。
汐留遥:「こっちが食べたくなっちゃった。」
陶 妙算:「僕は、食べられないよ…?」
汐留遥:「でも」舌なめずりする「おいしそう。」
陶 妙算:言いながら汐留くんの首筋に手を伸ばす。
陶 妙算:言葉のあとに二度瞬きをした、
陶 妙算:それは陶が嘘をついたときに出てしまう癖。
汐留遥:その仕草を愛おしそうに眺める。
榎木F孝史:「......」首筋を伝った汗が、胸元に流れていく。
榎木F孝史:(止めに入ったほうがいいかな......?)
陶 妙算:汗で、黒いワンピースが滲んでいる。その先からかすかに白い肌が透ける。
陶 妙算:わずかに肉のついた薄い胸板の形が顕になる。
汐留遥:妙算の首筋に遥の吐息が掛かる。
陶 妙算:「ひゃん」
陶 妙算:自分の嬌声を抑えるように右手で口をふさぐ。
汐留遥:「いただきます。」
陶 妙算:その意思とは正反対に、誘うような桃の香りは強くなる。
陶 妙算:「ダ、メ…」
汐留遥:鍋が生み出す陽炎の向こうで、二人の少年の姿が溶けあうように重なる。
GM:─────
マスター・エロス:「酷いことになったね」
榎木F孝史:「全くだ」
榎木F孝史:けっきょく3人が残した分は榎木が食べた。
汐留遥:「………。」手で顔を覆っている。
汐留遥:「…まさかこんなくだらない罠にかかるなんて。」
陶 妙算:部屋の隅で丸くなっている。
マスター・エロス:「僕も結構食べた筈なんだけど」
マスター・エロス:「途中から不思議と記憶が無いんだよな」
マスター・エロス:「不思議と! 記憶が! 無いの! 良いね!?」
GM:それでは榎木さんは2d10 他の二人は1d10ずつ侵蝕をふやしておいてください
汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:63->72)
汐留遥:79→88ですすいません
陶 妙算:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 8[8]+93 → 101

陶 妙算:うん、そら100も超える
榎木F孝史:67+1d10
DoubleCross : (67+1D10) → 67+4[4] → 71

榎木F孝史:「はぁ、こんなに食べたの久しぶりだよ。つらい」お腹がみちみちに張りつめている。
陶 妙算:「ご迷惑を、おかけしました……」
陶 妙算:壁の方を向いたまま謝る。
マスター・エロス:「いや、元はと言えばうちの部下がクソみたいな裏切り方してくれたせいだから君たちは悪くないよ」
マスター・エロス:「多分あの子、今頃自分たちを疎外した平穏な日常への恨みとかを晴らすべく活動してるからさ」
マスター・エロス:「君たちはそれを止めても良いし、止めなくても良い」
マスター・エロス:「僕はあの子を助けもしないし、邪魔もしない。裏切られたとはいえ、彼女は可愛い部下だからね」
榎木F孝史:「......」
榎木F孝史:「しばらく休憩を取ったら、出ましょう」
マスター・エロス:「元UGNチルドレンの相手はやりづらいかい? 大人だし、子供を守りたい?」
榎木F孝史:「......戦いは全て、苦手ですよ」
マスター・エロス:「僕の大好きなヒーローは何時もそう言うんだよ」
マスター・エロス:「そんなヒーローに世界は何一つ報いないのにな」
榎木F孝史:「報いはあるさ」
榎木F孝史:僕にはね。
榎木F孝史:「そんな、ヒーローなんて言葉からは程遠いよ」
榎木F孝史:僕は強くも優しくもない。梁田支部長とは違うんだから。
マスター・エロス:「ふーん、まあ君みたいなやつが僕の理想なんだがな。善意で頑張る普通の幸せな人間」
マスター・エロス:「幸せな奴じゃなきゃ、不幸な奴なんぞ救えないんだよ」
榎木F孝史:「救うなんて大層なことはしてないよ」
榎木F孝史:「部外者が訳知り顔で言うんだからもう...うっぷ」
マスター・エロス:「くっ……ふふ」
榎木F孝史:「なんだ。つわりにでも見えたか?」
マスター・エロス:「いや、やっぱ君たちは最高だ。この世界にも価値はある」
マスター・エロス:「君たちが僕を助けてくれた分の、ちょっとしたお礼をしよう」
マスター・エロス:《プライメイト:リターンズ》
榎木F孝史:「......!」
マスター・エロス:シーンに登場しているマスターエロス以外のキャラの侵蝕値が15減少します。
陶 妙算:侵蝕101→86
榎木F孝史:侵蝕71→56
汐留遥:88→73
マスター・エロス:──それは奇妙な感覚だった。
マスター・エロス:あんなにも高ぶっていたレネゲイドの鼓動が、まるで眠ったかのようにおとなしくなっていく。
マスター・エロス:その場に居た3人はそこに奇妙な異質さを感じる。邪悪というより、清らかささえ感じる奇妙な光りは、間違いなく貴方たちを癒やした。
マスター・エロス:レネゲイドそのものがエロスの命令を聞き入れているかのような怪現象である。
マスター・エロス:「少しは楽になったろ?」
榎木F孝史:(僕はおそらく、この現象を知識として知っている)
榎木F孝史:「......さすが、マスターエージェントだな」
榎木F孝史:「本当にこんなことがができるとは、思ってもみなかったよ」
マスター・エロス:「マスターエージェントだからじゃない。この世界の愛と平和を守るヒーローだからできるのさ」
汐留遥:「………。」
汐留遥:自分の身に起きた現象を確認した後、その背に視線を向ける。
マスター・エロス:「人の心は光だ。僕は僕の全てを使って、その輝きで世界を満たす」
マスター・エロス:自らの口の両端を吊り上げる。
マスター・エロス:「さらばだ友よ、愛おしき怨敵よ、UGNよ」
マスター・エロス:《ワールウインド》
GM:後には何も残らない。
榎木F孝史:「......すごいな」
榎木F孝史:思わず口走って、忌まわし気に口をつぐむ。
汐留遥:「………じゃあね。」去った後に小さな声で呟く
汐留遥:「ここは処理班に任せてさっさと行こう。」
汐留遥:脱ぎ捨てられたセーターを拾い上げる。
榎木F孝史:「......ええ、行きましょうか。ここですべきことは、もうありません」
榎木F孝史:足速に退出する。
陶 妙算:榎木さんに続いていこうとする汐留くんの右手を後ろから引き止めます。
汐留遥:乱れた前髪を整えていたところを、引き留められる。
汐留遥:「どうしたの?」
陶 妙算:顔はうつむいたまま、表情はわからない。
陶 妙算:「遥ちゃ……遥くん……」
陶 妙算:「ごめんなさい。」
汐留遥:「……なんで君が謝るのさ。正気を失ってたのは僕の方だよ。」
陶 妙算:あのセルでは自分たちはおもちゃのように扱われていた。
陶 妙算:玩具のように気軽に、玩具のように磨かれ、そして玩具のように『愛された』
陶 妙算:その愛が人が人に向ける正しいものではないことは誰もが理解していた。
陶 妙算:けれど、あそこにいた仲間たちはみなその愛を求めずはいられなかった。愛されなければ、玩具のように捨てられるからだ。
陶 妙算:「違うの。僕が、悪いんだ。」
陶 妙算:「僕がずっと、変わらないから。」
陶 妙算:だから、自然と媚びるような、誘うような仕草が身についた。
陶 妙算:UGNに助けられて、チルドレンになって、ワイバーンとも戦えるようになっても、その習性は変わらない。
陶 妙算:変えたいと思うのに、変えられない。
陶 妙算:「ああ、でも、お願い。」
陶 妙算:ポタリ、水滴が畳に溢れる。汗ではない。瞳から溢れる別のもの
陶 妙算:「嫌いに、ならないで」
陶 妙算:絞りだすように声を出している。
汐留遥:陶をじっと見下ろす。
陶 妙算:視線を感じるが、怖くて顔を上げることができない。そんな自分が卑怯であるとも思う。
汐留遥:遥が命じられた役割は欲望を集める事だった。
汐留遥:人の心を擽り、欲望を掻き立てて自分に向けさせる。
汐留遥:そして、自分に注がれた欲望の多さに耐えられなくなり、逃げ出した。
汐留遥:他のエージェントのように愛や正義感から戦うのではない。
汐留遥:自分を人間でなく道具として扱ったFHへの憎悪と、
汐留遥:復讐心から戦っているのだ。
汐留遥:人の愛というものには失望している。
汐留遥:しかし、
汐留遥:陶の身体を抱きしめる。
陶 妙算:「あっ」
汐留遥:「愛してるよ。どんな君でも。」
陶 妙算:視線が合う、
陶 妙算:整った眼は涙で赤くなっている。
陶 妙算:「こんなに、汚れてるのに?」
陶 妙算:自分が汚れていることを友達に知られたくなかった。
汐留遥:「僕も似たようなものだから。」
陶 妙算:知られて、嫌われるのが怖かった。
汐留遥:自分は汚れているから、人の愛を信じることができないから、
汐留遥:誰かと深く関わるのを避けていた。
陶 妙算:ぎゅっ、と汐留くんの腰を抱きしめる
汐留遥:それでも、捨てきれなかった。
陶 妙算:汐留くんの肩に、ぽろりぽろりと涙が落ちていく。
陶 妙算:「ごめん」
陶 妙算:「嬉しいのに、遥くんの言葉が、すごく嬉しいのに。」
陶 妙算:「ごめん、止められないんだ。」
汐留遥:ハンカチを取り出して、陶の目尻に当てる。
汐留遥:「やっぱりわかってないじゃない」
汐留遥:「ハンカチを当てる場所。」
陶 妙算:「………いじわる。」
陶 妙算:涙が拭われていく。
陶 妙算:ぼやけていた視界が晴れて、遥くんの顔が少しずつはっきりしていく。
汐留遥:「………終わったら、」
汐留遥:「もっといじわるしてあげる。」
陶 妙算:「……」
陶 妙算:「本当に、いじわる。」
汐留遥:耳に唇をそっと当てる。
陶 妙算:でも、優しくて
陶 妙算:「……大好き」
陶 妙算:汐留くんが触れてくれた耳を、大事に触りながら
陶 妙算:そうつぶやきます。
GM:─────

GM:ロイスと購入判定どうぞ!
陶 妙算:ボデマ!
陶 妙算:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[1,3,6] → 6

陶 妙算:かえない!
榎木F孝史:Dロイス:組織の助力の最後の一回。
陶 妙算:敵対者/ミスターエロス/優位/警戒◯
汐留遥:敵/マスターエロス/感謝/〇嫌悪/ロイス
榎木F孝史:10dx+5>=20 来いっ!アルティメイド服!
DoubleCross : (10R10+5[10]>=20) → 9[2,2,4,4,6,6,6,6,7,9]+5 → 14 → 失敗

汐留遥:アルティメイド服
榎木F孝史:失敗です。危なかった...
汐留遥:手配師使用で判定
汐留遥:6dx+6>=20
DoubleCross : (6R10+6[10]>=20) → 10[2,5,6,9,10,10]+5[1,5]+6 → 21 → 成功

汐留遥:成功!あげるよ!
GM:本物のスケベさを見せてくださいますね
GM:素晴らしい
榎木F孝史:ウワ~ッ!
陶 妙算:やったー!人妻メイド!(32代男性)の完成だー!!
GM:プレゼントしやがった
GM:化け物かこいつら?無限にエロくなっていきやがる
榎木F孝史:ウェポンケースに大切にしまっておこう...
汐留遥:では以上です!
榎木F孝史:以上です!
陶 妙算:以上です
GM:それではクライマックスだ!

【クライマックス「絶対女装戦線バラノソノ」】

GM:─────
GM:登場侵蝕どうぞ!
汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:73->80)
榎木F孝史:71+1d10
DoubleCross : (71+1D10) → 71+9[9] → 80

陶 妙算:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 4[4]+86 → 90

GM:貴方たちはホテルのロビーにたどり着いた。
GM:あとは外で待機している上戸ノアと合流の上、手にした情報を元にローズマリーメアリーを追い詰めるだけ。
GM:最後の戦いがもうすぐ始まる……皆そう思っていた。
汐留遥:「やっぱりお兄さん、すごいね。どんな服でも似合うや。」
汐留遥:にこにこと笑いながら榎木を見ている
榎木F孝史:(沈痛な面持ち)
陶 妙算:汐留くんの言葉を聴いてちょっとむっとする。嫉妬している。
榎木F孝史:先ほどまで着ていたセーターとカジュアルチノは、汗でぐっしょりと濡れてしまった。
榎木F孝史:だから、着替える必要はあった。新しい装いに。
陶 妙算:でも、ほんとうに、目をそらせないぐらい、綺麗だ。
榎木F孝史:これからいよいよ決戦だ。故に最善の準備はすべきでである。それはもちろん、そう。
汐留遥:「RC能力補助と耐衝撃性能を両立したUGNの装備だってさ。」
榎木F孝史:「......ええ、ええ。よくご存じですとも」
榎木F孝史:「悪名高いですからね?この......」
榎木F孝史:メイド服、とは。今は口にしたくない。意識してしまう。
陶 妙算:「よく、それだけの機能美とこれほぞの造形美を融和させているねって褒めるべきなのかな。」
榎木F孝史:装飾過多とまではいかない、品のある仕立てである。
榎木F孝史:コスプレ衣装ではなく、真剣にデザインされたものだから。なぜそこを頑張ってしまったのか。
陶 妙算:多分、なんで機能美だけを追求しなかったのかと呆れるべきなんだろうな思いながら言う
汐留遥:「僕のこれも、」
汐留遥:こちらもシューターズジャケットに着替えている。
汐留遥:ノースリーブのシャツに迷彩柄のジャケット。丈が短く、へそが露わだ。
汐留遥:下も、尻のラインがぴっちりと露わになるほど露出度の高いのホットパンツである。
榎木F孝史:「あまり見ないでください、と言いたいところですが」頬を僅かに赤らめながら
榎木F孝史:「......汐留さんも、目に毒というか」
汐留遥:「UGN製のシューターズジャケット…なんだけど。」
汐留遥:「すごいよね、これ。」ホットパンツをくい、と引いて位置を整える
榎木F孝史:「いえ、忘れてください。似合っていますよ。とても」私は何を言っているのだろうか。
榎木F孝史:「ええ、高性能ですね。お互いに」
陶 妙算:やわらかな茶色い瞳を榎木さんに向ける
陶 妙算:「む、変な眼でみちゃダメですよ?」
榎木F孝史:「見ません!」
ローズマリーメアリー:「極太射程~プリティーチルドレン夜の魔弾編~」
ローズマリーメアリー:その時だ。
ローズマリーメアリー:「桃色性豪801番勝負~飲み込んで僕の伯耆安綱~」
ローズマリーメアリー:ホテルのロビーに女の声が響く。
ローズマリーメアリー:「淫らな父と笑いなさい~奉仕メイドと化した妻子持ち眼鏡ロングエリートエージェントの惨劇~」
ローズマリーメアリー:カツ、カツ、と靴の音が近づいてくる。
汐留遥:「あれ、逃げたんじゃなかったんだ。」
ローズマリーメアリー:「……いいえ、逃げました」
ローズマリーメアリー:「逃げて、ジャムケット用の新刊を印刷所に入稿してきました。印刷所とファンの皆様に迷惑をかけるわけにはいかないので」
ローズマリーメアリー:「そして部屋の様子をこっそり覗きました」
陶 妙算:顔が赤くなる。
ローズマリーメアリー:「それで……我慢できずに戻ってきました」
ローズマリーメアリー:「あんなの只のホモ・セックスじゃないですか!!!!!!!!!!!!!」
ローズマリーメアリー:そう叫び、手近なイスを蹴飛ばす。
ローズマリーメアリー:興奮しているのだ。
汐留遥:「……印刷物の出荷先探ってさ、即売会とやらの場所って突き止められないのかな。」
汐留遥:全く取り合わず榎木さんに
榎木F孝史:「......そちらも全力で対処しましょう」
榎木F孝史:「放置するのは危険すぎます、精神衛生上......!」
ローズマリーメアリー:「クックック、ジャムケットはFHでも最大級の催し、そう簡単につきとめられるものではありませんよ」
ローズマリーメアリー:「それはさておき、貴方たち、随分エッチな格好じゃあないですか? 誘ってますね? 纏めて新刊のネタにしてやんよ」
陶 妙算:「あの、その」
汐留遥:「君が勝手に釣られて来たんじゃない?こっちも手間が省けて助かるけどさ。」
陶 妙算:俯きたくなる衝動を必死に抑えながら声をしぼりだす。
陶 妙算:「見てた、だけですよね?」
陶 妙算:映像とか、取ってないよね……?
ローズマリーメアリー:「見てただけ……」
ローズマリーメアリー:「……アハッ」
ローズマリーメアリー:「映像は撮ってませんよ。他の奴らに見せるつもりはありませんからね!!!!!!!!!!!!!!」
榎木F孝史:「よ、欲望に正直すぎる......」
ローズマリーメアリー:「ですが私は続きが見たい! 今から貴方たち全員を殴り倒してもっとえげつないラッコ鍋を食わせたい!」
陶 妙算:「よかった。じゃあ、全力で口封じさせてもらいます」
ローズマリーメアリー:「暗い過去を持つ少年たちの傷の舐め愛とそれに伴う関係性! 行為! 全てが私の糧となる!」
ローズマリーメアリー:「だから!」
欲望の姫君:「ピーチレネゲイドエナジーロックオン!」
汐留遥:「悪いけど。」
汐留遥:「他の奴に見せるつもりはないんだよね、続き。」
ローズマリーメアリー:「貴方たちを! 倒す!」
榎木F孝史:「......ローズマリーメアリー」静かに、その名を呼ぶ。
榎木F孝史:(メイド服で)
榎木F孝史:「いいえ、槇真理」
ローズマリーメアリー:「はて? その子は死んだんですよぅ? 崩落戦で、クラスメイトの皆や恋人と一緒に」
榎木F孝史:「いいえ、まだです」
榎木F孝史:「今から、ここで」
榎木F孝史:4年前には、間に合わなかったのだから。
榎木F孝史:「私が終わらせます」
ローズマリーメアリー:「良いよなあ……この世界に居場所のある奴はさあ……!」
陶 妙算:「うん、本当に」
陶 妙算:能を舞うかのようにするりとうごく
陶 妙算:汐留くんの隣に立つ
陶 妙算:「居場所が在るって、すごく嬉しいことだよ。」
陶 妙算:「だから、貴方には奪わません。汚れさせません。」
陶 妙算:「この場所は、絶対に。」
ローズマリーメアリー:「愛が……」
ローズマリーメアリー:「眩しい……」
ローズマリーメアリー:目尻から一筋の涙が溢れる。
ローズマリーメアリー:口元を手で覆い、その隙間から鼻血が溢れる。
ローズマリーメアリー:「あっ゛! ぐっ……!」
欲望の姫君:「欲望の充足を確認しました」
ローズマリーメアリー:「ヴぁああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ローズマリーメアリー:《不滅の妄執》 解除
ローズマリーメアリー:「尊いすぎる……!」
GM:戦闘開始です
GM:戦闘距離はこの様になっています
GM:PC-10m-ローズマリーメアリー
ローズマリーメアリー:衝動判定 難易度は9です
ローズマリーメアリー:汚い叫び声に思わず衝動を呼び起こされました
陶 妙算:よしこい!!
汐留遥:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 7[1,2,7] → 7 → 失敗

榎木F孝史:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 5[1,1,4,5]+1 → 6 → 失敗

汐留遥:失敗!
陶 妙算:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[5,6,7,7,10]+9[9] → 19 → 成功

陶 妙算:よっし!
榎木F孝史:さすが
汐留遥:さすがだぜ
榎木F孝史:87+2d10
DoubleCross : (87+2D10) → 87+19[9,10] → 106

榎木F孝史:うわ
陶 妙算:2d10+90
DoubleCross : (2D10+90) → 13[7,6]+90 → 103

陶 妙算:よっし、100いった!
汐留遥:2d10+83
DoubleCross : (2D10+83) → 6[5,1]+83 → 89

汐留遥:89だ
汐留遥:結構侵蝕使うのでありがたや
榎木F孝史:浸食値ボーナスで支援がパワーアップ
陶 妙算:余裕が凄い
ローズマリーメアリー:では改めてセットアップ!
榎木F孝史:セットアップでコンボ【Red Gorilla】《活性の霧》《アクセル》《ラピッドファクトリー》ラウンド中エンゲージ内味方の行動値+12、攻撃力+18、ドッジー2D。
榎木F孝史:浸食値106です。
汐留遥:貰います!ありがたく!
陶 妙算:いただきます!!
榎木F孝史:手提げ鞄からワンプッシュ虫除けスプレーのようなものを取り出す。
榎木F孝史:ラベルはどうみてもゴリラ、赤いゴリラ。
榎木F孝史:キリキリとメモリを調整し、ボタンを押すとほんのわずかな赤い霧が漏れ出る。
陶 妙算:これまでの道中で榎木さんを信頼するようになっている。
陶 妙算:赤い霧の中でためらいなく呼吸し、それを体内に取り入れる。
榎木F孝史:「ハヌマーンの神経高速化を再現し、またレネゲイドの力を励起する...」
汐留遥:はあ、と息が漏れる
榎木F孝史:「体に害のない適量です。ご安心を」
陶 妙算:「はい、信じてます。」
汐留遥:「んっ……調子、いいかも。ありがと、お兄さん。」
ローズマリーメアリー:「ははん、お薬……」
ローズマリーメアリー:「便利なもんですよねぇ~!」
ローズマリーメアリー:「みなさんを捕まえたらたっぷり導入に使わせてもらいます!」
ローズマリーメアリー:ではイニシアチブ
ローズマリーメアリー:ここでローズマリーメアリーは《加速する刻》を使います
汐留遥:ギャー!
榎木F孝史:ゲェーッ
陶 妙算:やろう!
ローズマリーメアリー:僕は人間の心があるのでマイナーで戦闘移動後ろに19mとかは言い出しません。こいつは敵に女装男子じゃない相手が一人でも居ると追加行動からのマイナーで戦闘移動後ろに19mで引き撃ちを繰り返します。
ローズマリーメアリー:メジャーでコンボ「禁断の果実」→砂の刃+クリスタライズ+虚構のナイフ+神機妙算+コンセントレイト
ローズマリーメアリー:ダメージロールの際に先にフェイタルヒットを宣言しておきます
ローズマリーメアリー:対象はPCの皆さんです
ローズマリーメアリー:では判定!
ローズマリーメアリー:9dx7+10
DoubleCross : (9R10+10[7]) → 10[1,1,3,6,7,7,9,9,10]+10[4,6,9,9,9]+10[4,8,10]+5[4,5]+10 → 45

汐留遥:3dx ドッジ!
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[7,7,8] → 8

ローズマリーメアリー:リアクションどうぞ
陶 妙算:ドッジ!
陶 妙算:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 6[2,3,3,4,6,6] → 6

陶 妙算:無理
榎木F孝史:暴走リア不!
汐留遥:ごめんなさい、暴走でした!”
ローズマリーメアリー:ではダメージが入ります
ローズマリーメアリー:フェイタルヒット込で……
ローズマリーメアリー:34+5d10+5d10 装甲無視 ガード値-5です
DoubleCross : (34+5D10+5D10) → 34+29[6,10,2,5,6]+30[5,10,3,7,5] → 93

汐留遥:デカすぎだろダメージ!
汐留遥:死にます。リザレクト!
汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:89->93)
陶 妙算:死ぬ!!
榎木F孝史:上戸ノアのロイスをタイタス昇華!HP11!
ローズマリーメアリー:この卓ではダメージを受けた場合、ダメージに応じた任意の辱めを受けていただきます
ローズマリーメアリー:この93というダメージを見て、貴方たちが表現したくなった辱めを自由にヤッてください
榎木F孝史:WTF?
陶 妙算:上戸ノアさんに信頼/肝心なときに何やってるのあの人!?◯でロイスをとって即昇華します!
ローズマリーメアリー:なお、ローズマリーメアリーの禁断の果実は自由に変形するので自由に演出に使って良いものとします
ローズマリーメアリー:長すぎるとあれなので一人五行までで演出としましょう。
ローズマリーメアリー:ほら! 誰から行く!
汐留遥:いきます!
ローズマリーメアリー:行け!
榎木F孝史:GO!
陶 妙算:キャーッ!
汐留遥:禁断の果実から射出された棘が汐留の身体に突き立つ。
汐留遥:「この程度……んっ!?」ひるまず前に出てローズマリーへ攻撃を加えようとするが、
汐留遥:体が自由に動かない。全身が熱くなり、思考回路が焼き切れたように何も考えられなくなる。
汐留遥:「はぁ……なに、これぇ…………」だらんと形の良い唇から舌が垂れる。
汐留遥:唾液が胸元、腹を伝い、少年の身体を汚す。
ローズマリーメアリー:「クールボーイ、乱れる! だらしなく舌まで出しちゃって誘ってんのかい! 実質舌って性器みたいなところありますものね!」
ローズマリーメアリー:ペンを取り出して一心不乱にスケッチを始める。
ローズマリーメアリー:ネクスト! 勇者よ!
陶 妙算:いく!
ローズマリーメアリー:頼んだ!
陶 妙算:「遥くん!」
陶 妙算:一瞬視線を向けた瞬間、四肢が蔓に絡み取られる。
陶 妙算:殺すでもなく嬲るでもなく、まるで恥辱を与えるかのような四肢を締め付け、それはやがて下腹部にも至る。
陶 妙算:「ああ……やっ…やだっ……!」
陶 妙算:蔓の締付けが一瞬だけ強くなる。瞬間、丹田から脳までを一気に貫くようなするどい衝撃が陶を襲う。
陶 妙算:「ひ、あ、ああっ!」悲鳴ともあるいは嬌声と言っても差し支えない声があたりに響く。
ローズマリーメアリー:「美少年と言えば拘束って昔から決まっているんですよね。こうやって自由を奪われて苦悶にあえぐ少年の姿は乙女の劣情を否応なしに刺激しちゃいます! 永遠の命なんて要らない。この一瞬で良い。運命を決める一撃《フェイタルヒット》はこの日の為に! 私の性癖にもフェイタルヒットですよ~~~~! カゴの中の小鳥ちゃあ~~~~ん!」
ペンを動かす手が更に早くなる! 加速する刻を利用したノイマン式高速執筆術だ!

ローズマリーメアリー:ネクスト!
榎木F孝史:「2人とも!ぐっしまった!」ローズマリーメアリーが操る蔦に腕や足を絡めとられる。
榎木F孝史:「!」
榎木F孝史:「な、何かが流れ込んでくる!?」
榎木F孝史:脳裏に強制的によぎらされたのは、女装した自分と上戸ノアのワンシーンであった。詳細をここで語ることは不可能だが、その量は1冊や2冊どころではすまない。
榎木F孝史:「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」ロイスも思わずタイタスへと変わる精神的一撃!後遺症が心配だ!
ローズマリーメアリー
「おいおい榎木さん、あんた奥さんに悪いとか。んっ……! そういう悪いことを言う唇はこうしてやらなくちゃな。おい、マジでやばっ、くっ……! いいかいノア? ここに居るのは僕と君の二人だけ。ほかは全部、忘れて良いんだ……。榎木……いや、ほんとあんた、悪い男だよ……孝史……」

ローズマリーメアリー:高速でスケッチを行いながら拘束された榎木の耳元で何やら囁いている。
ローズマリーメアリー:内容は気にしてはいけない。
ローズマリーメアリー:ノイマンが得意とする交渉攻撃の類いである。
ローズマリーメアリー:「淫らな父と笑いなさい……」
ローズマリーメアリー:「きゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
ローズマリーメアリー:という訳でイニシアチブ! 皆さんの手番だね!
ローズマリーメアリー:なんなのこのジャーム
汐留遥:では行動を!
陶 妙算:お願いします!
榎木F孝史:たすけてくれ
汐留遥:マイナーで戦闘移動、接敵。メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《ペネトレイト》《ドッペルゲンガー》
汐留遥:ローズマリーを対象として射撃攻撃、判定時に《砂の加護》《砂塵霊》載せます
汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+6した(侵蝕率:93->99)
汐留遥:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,4,4,7,8,9]+10[2,5,10]+10[10]+10[10]+3[3]+6 → 49

陶 妙算:回った!!
汐留遥:行けるぜ!
ローズマリーメアリー:ではドッジ! 言葉の盾+理性の城壁!
汐留遥:装甲無視、ガード不能攻撃です。
ローズマリーメアリー:イベイジョン30なので当たります
ローズマリーメアリー:ダメージどうぞ
汐留遥:怖ッ!?
汐留遥:ダメージ!
汐留遥:5d10+1d10+10+17
DoubleCross : (5D10+1D10+10+17) → 22[4,7,6,4,1]+1[1]+10+17+18 → 68

ローズマリーメアリー:では68点通しです!
汐留遥:震える足でローズマリーに近づく。
汐留遥:息は荒く、頬は上気し、肌には汗の雫が浮かんでいる。
ローズマリーメアリー:「ういうい奴め。うい奴め。自分から近づいてきましたか!」
汐留遥:ローズマリーにほぼ密着するように体を寄せ、ゆるめに巻いているネクタイを咥えて甘えるように引く
汐留遥:「ねえ」
汐留遥:「体が熱いんだ。」
ローズマリーメアリー:「私も熱いんですよ! 奇遇ですね! お姉さんとちょっとお部屋に二人きりになりましょうか!」
汐留遥:名残惜しそうにネクタイを離すと、ローズマリーの前に跪いて、
汐留遥:ローズマリーの存在を受け入れるかのように足を開く。
汐留遥:「ベルト、外して。……お願い。」
ローズマリーメアリー:「きゃっ、やだどうしよう! 部屋の外で?! 戸惑っちゃう! あたしだって女の子だもん、そんなの恥ずかし──いけど、いただきまーすっ!」
ローズマリーメアリー:あっさりと、かかる。
汐留遥:ベルトに手を掛けた瞬間、
ローズマリーメアリー:(駄目よローズマリーメアリー、こんなのホモの間に入り込む最低女じゃない!)
汐留遥:カチ という微かな音が響く
汐留遥:「ありがと、おねーさん。」
ローズマリーメアリー:(違うわローズマリーメアリー、これは愛し合う二人の子供を二人とも生んで最強の次世代カップルを育てる為の大事な──)
ローズマリーメアリー:「えっ」
汐留遥:パ ァン!!
汐留遥:銃声。ベルトのバックルに内蔵された仕込み銃の引き金が引かれ。
汐留遥:至近距離のローズマリーの胴体に二発の銃弾が叩き込まれる。
ローズマリーメアリー:「カッ……ハッ!」
ローズマリーメアリー:「そんな……あれは私の妄想を凝縮した果汁! なんでまだ無事なの?!」
汐留遥:「効いたよ。今の毒。」
汐留遥:「指一本動かすだけでおかしくなりそうだった。でも、」
汐留遥:「自分で自分の首を絞めてくれるなんて、優しいね。」
ローズマリーメアリー:「くっ、うううううううううううう!」
汐留遥:にっと意地悪そうな顔で笑う。
ローズマリーメアリー:ネクストイニシアチブ!
陶 妙算:はい!
陶 妙算:「だから、遥くんに出番を廻したくないんだ。」
陶 妙算:力も、知恵も、その魅力も、全部を使って、仕掛けるから
ローズマリーメアリー:「良いですね。エッチでモテる攻めに嫉妬する受けちゃん」
ローズマリーメアリー:「でも彼の心のすべてを支配しているのが貴方だって気づかないんですよね」
陶 妙算:「そんなのじゃ、ありません。」
ローズマリーメアリー:「はあ? 照れなくて良いんだよめんどうくせえなあさっさと結婚しちまえよ幸せになれよ」
陶 妙算:いって、深く呼吸をする
陶 妙算:体の残ったダメージを無視、数秒動く覚悟を決める
陶 妙算:というわけでマイナーで接敵!
陶 妙算:素殴り!
陶 妙算:6dx+29
DoubleCross : (6R10+29[10]) → 8[5,5,6,6,7,8]+29 → 37

陶 妙算:クリティカ、らない!
ローズマリーメアリー:ドッジ! 
ローズマリーメアリー:言葉の盾+理性の城壁!
ローズマリーメアリー:イベイジョン30! 命中です!
陶 妙算:フェイタルヒットの使用を宣言します
陶 妙算:4d10+4d10+18+18
DoubleCross : (4D10+4D10+18+18) → 15[7,1,1,6]+11[1,5,2,3]+18+18 → 62

陶 妙算:出目!!!!!
陶 妙算:装甲無視!
ローズマリーメアリー:では《ひらめきの盾》を発動します!
ローズマリーメアリー:ダメージ10点軽減!
ローズマリーメアリー:52点通しです!
ローズマリーメアリー:合計119点ダメージになります
陶 妙算:卓越した能楽師のように重心にぶれのない歩みで距離を詰める
陶 妙算:江戸初期の剣豪、柳生宗矩が遺した兵書、『兵法家伝書』に曰く剣術には3つの段階がある。
陶 妙算:『はじめは何もしらざる故、一向に胸に不審も中々になき者也』
陶 妙算:最初は何も分からないからこそ、いちいち不安に思わず自在に動くことができる段階
陶 妙算:『学に入りてより、胸に物がありて、其物にさまたげられて、何事も仕にくくなる也。』
陶 妙算:次いで、技を学ぶことにより行動の前に思考がよぎり自在に動くことができなくなる段階
陶 妙算:『ならひも何もなくなりて、其道々のわざをするに、ならひにかかはらずして、わざはやすらかに成りて、ならひにもたがはず、われも其事をすながら、我もしらずしてならひにかなふ物也。』
陶 妙算:最後に、道を修めきり、わからないことがなくなり、不安に思うことも、意識することもなく自然と技が出るようになる段階。
陶 妙算:この段階を柳生新陰流では『道の至極』と呼ぶ。
陶 妙算:何も考えずとも状況に応じて体が動き、技が舞う。
陶 妙算:それは、天賦の才をもった人間が剣に人生を捧げたその末に、漸ようにして辿り着ける領域である。
陶 妙算:だが、陶の体に住み着いたレネゲイドは
陶 妙算:その時間を極限まで短縮し、陶を一気に達人の領域まで押し上げる!
陶 妙算:斬!!
陶 妙算:予兆もなく、脈絡もなく、先触れもない。
陶 妙算:時間の流れからはぐれてしまったかのような斬撃がローズマリーメアリーに襲いかかります
ローズマリーメアリー:時間を感じさせぬ一刀。
ローズマリーメアリー:チルドレンとして最低限の護身術を習っているとは言え、彼女がそれに反応することはできない。
ローズマリーメアリー:結果、無慈悲にも斬撃は彼女をずたずたに切り裂く。
陶 妙算:斬撃の先にいる少年の目は、さきほどまでとは別人のような剣士の眼をしている
ローズマリーメアリー:しかし──だ。
ローズマリーメアリー:「ひらめいた」
ローズマリーメアリー:ほんの僅かに、自らの血を弾けさせて陶の頬に返り血を浴びせる。
ローズマリーメアリー:「女装美少年が……私の血を浴びている……! マーキングタイム!」
陶 妙算:「……っ!」
ローズマリーメアリー:レネゲイドを興奮させ、致命傷をギリギリのところで防ぐ。
ローズマリーメアリー:天性の頭脳の冴え、ひらめきの為せる業である。
ローズマリーメアリー:「相手が女装美少年でなければ即死でした(その場合は私不死ですが)」
陶 妙算:「僕じゃ、役者不足か。」
陶 妙算:「なら、大人の魅力あふれるメイドさんに任せるしかないね。」
榎木F孝史:「やれやれ、32歳で美少年は無理ないですかね...」
ローズマリーメアリー:「私、年上もいけますよ」
榎木F孝史:「そうかい。それなら」
榎木F孝史:マイナーでコンボ【ちょっとだけ無茶しようか】《ライトスピード》。C値に+1した上でメジャーアクションを2回行う。
ローズマリーメアリー:「妻子持ちで顔の良い男が女装していると精力と色気の二重奏でクラクラしちゃいますよねぇ!」
榎木F孝史:「その精力、別の方向に向けてるんですがね!?」
榎木F孝史:侵食+5して111。
ローズマリーメアリー:「良いなあ~! これだから幸せな家庭持ちは~」
榎木F孝史:「悪いね、幸せ者でさ」
榎木F孝史:メジャーでコンボ【The Stuff】《エクスプロージョン》《ツインバースト》でドッジ不可能な攻撃。対象はローズマリーメアリー。
榎木F孝史:6dx11+1
DoubleCross : (6R10+1[11]) → 9[2,3,6,6,6,9]+1 → 10

ローズマリーメアリー:ではガードします!
ローズマリーメアリー:ガード値? 0だよ!
榎木F孝史:38+2d10
DoubleCross : (38+2D10) → 38+9[2,7] → 47

榎木F孝史:浸食+6して112。
ローズマリーメアリー:ひらめきの盾で37点だけ通します!
ローズマリーメアリー:合計156点通ってます!
榎木F孝史:メジャーでコンボ【The Stuff】《エクスプロージョン》《ツインバースト》でドッジ不可能な攻撃。対象はローズマリーメアリー。
汐留遥:この攻撃に《砂の加護》《砂塵霊》判定ダイス+5、攻撃力+16
汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+10した(侵蝕率:99->109)
汐留遥:汐留遥の侵蝕率を+6した(侵蝕率:109->115)
榎木F孝史:ありがとう!
榎木F孝史:11dx+1
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[2,3,3,3,3,5,5,5,6,7,10]+1[1]+1 → 12

ローズマリーメアリー:ガード!
榎木F孝史:54+2d10
DoubleCross : (54+2D10) → 54+11[1,10] → 65

榎木F孝史:浸食+6して118。
ローズマリーメアリー:ひらめきの盾でも減衰しきれない!
ローズマリーメアリー:ひらめいても累計ダメージが200を越えて死にます!
ローズマリーメアリー:ただし《ラストアクション》を使用します
ローズマリーメアリー:その上で演出どうぞ!
榎木F孝史:スカートの中からスプレーを2本取り出す。表面は無地。真っ白い装置。無機質な凶器。
榎木F孝史:「あらゆるオーヴァードに共通する能力が2つあるね、真理くんは覚えているかな?」
ローズマリーメアリー:「えーっと」
ローズマリーメアリー:「リザレクトとワーディング?」
榎木F孝史:「正解だ。前者はもう縁遠いだろうに覚えていて偉いね」
ローズマリーメアリー:「えへへ……まあ未だにマスターギアスが授業してくれますから」
榎木F孝史:「彼女は元気そうかい?」
ローズマリーメアリー:「んー……」
ローズマリーメアリー:少しだけ迷ってから。
ローズマリーメアリー:「少し、泣いてます」
ローズマリーメアリー:「……多分」
榎木F孝史:「......そっか」
榎木F孝史:「続きを話そう」
榎木F孝史:「オーヴァードの生命線であるリザレクトは、有意識的に発動するものであると同時に、無意識的に起こるものでもある」
榎木F孝史:「首が寸断された状況からでも、発動される事例はあるしね」
ローズマリーメアリー:「あーあ、懐かしいなあリザレクト、私もまたやりたいんだけどなあ」
ローズマリーメアリー:派手に切り裂かれた胴体を撫でさすりながら嘆息する。
榎木F孝史:「そうか。ならちょうど良かったかもしれないね」
榎木F孝史:「この力がオーヴァードの意志で起きるものなのか、レネゲイドウイルスの自己保存によるものか、はたまた両方か」
榎木F孝史:「研究していたことがあってね。これはその流用だ」
榎木F孝史:「今から真理くんに流し込む私の薬は、レネゲイドの力の中でも特に、リザレクトを強制的に発露させるもの」
ローズマリーメアリー:「え!? やったー! でも良いんですか? 今の私、敵ですよ?」
ローズマリーメアリー:「あっ、まさかUGNに戻ってこいとか言うんですか!?」
榎木F孝史:「いやあ、それができれば良かったんだけどね」
榎木F孝史:「君が今みたいになる前に、会いたかったよ」
ローズマリーメアリー:「……」
ローズマリーメアリー:ニッと笑う。
ローズマリーメアリー:「私、平和に過ごすパンピー共ぶっ殺すのが結構楽しかったので大丈夫です」
榎木F孝史:「そうかい」
榎木F孝史:噴霧器から放たれる瞬間は白い、だがすぐに霧散する。
榎木F孝史:不可視の薬毒はハヌマーンの流体操作能力によって、あらゆる方向から音もなく忍び寄る。
榎木F孝史:「......過ぎた薬は毒になるものだ。あらゆる力と同様に」
榎木F孝史:「治すべき負傷がなくとも無理やり発動させる。もはや再生限界を過ぎていても、強制的に発動させる」
榎木F孝史:「それによって肉体を内側から崩壊させる。これはそういう毒だ」
ローズマリーメアリー:「……」
ローズマリーメアリー:「いやあ……参りましたね」
ローズマリーメアリー:「手足が少しも動かない」
ローズマリーメアリー:ぼとり、ぼとり、白い指先が先端から腐り落ちていく。
ローズマリーメアリー:つぶらだった瞳から血の涙が流れ始める。
ローズマリーメアリー:「多分私は最初からFH側の人間だった。仲間たちが居たから漫然とUGNに居ただけで、そもそも性根の腐った私には、これが──似合いの──」
榎木F孝史:目を逸らさず、じっと見届ける。
ローズマリーメアリー:《ラストアクション》
ローズマリーメアリー:Eロイス《あり得ざる存在:ギガノトランス》
陶 妙算:お、おばか…!!
ローズマリーメアリー:「似合いの……最期ですねえ!」
ローズマリーメアリー:マイナー無し
ローズマリーメアリー:メジャーでコンボ「禁断の果実~落果~」→砂の刃+クリスタライズ+虚構のナイフ+神機妙算+コンセ+ギガノトランス+戦闘嗅覚
ローズマリーメアリー:対象は君たち全員だ!
陶 妙算:ドッジ!!
ローズマリーメアリー:9dx7+10 RC
DoubleCross : (9R10+10[7]) → 10[1,1,2,5,5,8,9,9,10]+10[2,5,8,8]+6[5,6]+10 → 36

陶 妙算:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[3,6,6,8,9,10]+6[6] → 16

陶 妙算:無理!
ローズマリーメアリー:さあくらえい!
榎木F孝史:暴走リア不!
ローズマリーメアリー:40+4d10 装甲無視だ!
DoubleCross : (40+4D10) → 40+23[7,1,9,6] → 63

汐留遥:暴走!
汐留遥:そして死!ローズマリーのロイスを切って立ち上がります。
榎木F孝史:教え子:槇真理/P好意:N悔悟〇 でロイスを取得。昇華して復活。
陶 妙算:マスターエロスのロイス切って復活!!
ローズマリーメアリー:さあて演出タイムだ!
ローズマリーメアリー:腐り落ち、砕け散る寸前のローズマリーメアリー。
ローズマリーメアリー:彼女はあえて自らの胸を貫き、体内の遺産に残ったレネゲイドを加速。
ローズマリーメアリー:自らの内側に秘めた欲望をさらにさらに加速させ、狂気と共に周囲へと振りまいていく。
ローズマリーメアリー:~~~~~
ローズマリーメアリー:「あーもう、本当に忙しいんだから! もっと早く起こしてって言ったじゃん!」
ローズマリーメアリー:それは普通の朝、普通の家庭、普通の日常。
???:「ごめんって。昨日も忙しかったんだよ」
ローズマリーメアリー:「はいはい分かりました。お弁当持って、しゃきっとして、いってらっしゃい!」
ローズマリーメアリー:「ほら、あなたたちも急いで!」
???:「はーい!」
???:「いってきまーす!」
ローズマリーメアリー:キャラキャラと笑う子どもたちを家から送り出し、少女の姿のままの彼女はため息をつく。
ローズマリーメアリー:「さーて、家事の前の創作タイム!」
ローズマリーメアリー:「目指せ! 未来の壁サークル!」
ローズマリーメアリー:そこは異能の無い世界。
ローズマリーメアリー:凡庸な自分と幸福な生活。
ローズマリーメアリー:何事も起きない平穏な時間。
欲望の姫君:彼女の欲望を吐き出し尽くし、遺産は活動を停止する。
ローズマリーメアリー:~~~~
ローズマリーメアリー:プライズポイントX:ローズマリーメアリーの理想(真)
開示内容:顔のいい男と女装した顔のいい男しか存在しない平和な世界を描いた同人誌を作りたい。“レネゲイドウイルスの存在しない世界で”。

ローズマリーメアリー:「……ごめん、みんな」
ローズマリーメアリー:最期に思い出すのはチルドレン仲間との記憶。あの日、マスターギアスとなった恩師と共に願った夢。
ローズマリーメアリー:「私じゃ無理だった」
ローズマリーメアリー:幻想の光景は消え、巻き込まれた者のレネゲイドは砕け散った彼女と同様に内側から暴走して宿主を傷つける。
榎木F孝史:「ごふっ...ふぅ」体中から血を流しながら、その視線は決して逸らさない。
榎木F孝史:そのままゆっくりと歩みを進め、さっきまで彼女が居た所に向かう。
榎木孝史:「ローズマリーの名は聖母マリアに由来する...というのは伝説でね」
榎木孝史:「本当はRos-marinus、海の露、海岸近くに生えることから付いた、ラテン語由来の名前なんだ」
榎木孝史:「僕のコードネームは"パーティ・ビーチ"っていってね」
榎木孝史:「祭りの水際、仲間を支える周縁部、舞台の端っこ。そんな、ちょっと地味な意味なんだけど...」
榎木孝史:「真理くんたちに少しでも寄り添えるなら、うん」
榎木孝史:「悪くない位置だと思えるよ」
榎木F孝史:そんな、昔の話を思い出した。
榎木F孝史:「......さようなら」
汐留遥:「………。」
汐留遥:FHからUGNに逃げた自分。UGNからFHへと渡ったローズマリー。
汐留遥:彼女は元からあった輪から別の輪へと移りたがり、自分は元にいた輪を破壊することを望んだ。
汐留遥:彼女の願いの方がよっぽどきれいで、マシなものだっただろう。
汐留遥:(でも、なんでこうなるんだろうね。)
汐留遥:《砂塵霊》 彼女の倒れた場所にローズマリーの造花が花開いた。
汐留遥:それを一瞥して、陶に歩み寄って手を握る。
汐留遥:「帰ろう。」
陶 妙算:不意に、汐留くんの手にぬくもりが触れる
陶 妙算:「僕と」
陶 妙算:「一緒でいいの?」
汐留遥:「妙算と一緒がいいんだ。」
陶 妙算:きゅっと汐留くんの手を握る力が強くなる、陶が不安を見せるときにみせる癖
陶 妙算:けど、その不安は汐留くんの言葉で簡単に掻き消えて
汐留遥:手のひらと手のひらを合わせ、指を絡める。
陶 妙算:暖かくて、こそばゆくて、柔らかい、その手をとても愛おしいと思う
陶 妙算:だから、離れないように、さっきよりももっと強く手を握ってしまう。
陶 妙算:「でも、一緒に帰ったらいじわるされちゃうんだよね?」
陶 妙算:困っているような、誘っているような声色。
陶 妙算:茶色い瞳が柔らかく濡れている。
汐留遥:「妙算からしてもいいよ?」流し目を送る。
汐留遥:「どんなことされちゃうのか、楽しみ。」
陶 妙算:「………やっぱり。」
陶 妙算:汐留くんの肩を抱く。
陶 妙算:ほのかな桃の香りが汐留くんを包む。
陶 妙算:「いじわるだ。」
陶 妙算:僕の居場所。僕がいてもいいと覚える場所、ずっと痛いと思えるところ。
陶 妙算:汐留くんの隣が、僕にとってのそれだ。
陶 妙算:だから
陶 妙算:僕も、汐留くんの居場所になりたい。汐留くんが笑っていられる、壊したいなんて思わない。輪になりたい。
陶 妙算:「……少しは、年上を頼ってもいいんだからね。」
陶 妙算:とても頼りになって、頼りにしていて、大好きな年下の男の子に、そういいます。
汐留遥:「……いつも甘えてるよ。」目を細めて笑い、肩を寄せて歩き始める。

バックトラック

GM:今回のEロイス!
GM:不滅の妄執(性癖)
マジカル☆リクエスト(ラッコ鍋)
衝動侵蝕:妄想
原初の恐怖
あり得ざる存在:ギガノトランス

GM:皆もジャームになりたくないって感じたよね?
榎木F孝史:感じますねえ
汐留遥:ジャーム怖いなあ
GM:それでは5d10振りたい人はどうぞ!
陶 妙算:ジャームは悲しいねえ
陶 妙算:いらない!
榎木F孝史:あんなのになりたくない!
陶 妙算:1倍ぶり!
汐留遥:なりたくないからEロイスも振っちゃお!
榎木F孝史:118-5d10
DoubleCross : (118-5D10) → 118-30[3,7,7,3,10] → 88

汐留遥:115-5d10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-28[10,3,8,1,6] → 87

汐留遥:一倍!
汐留遥:87-5d10
DoubleCross : (87-5D10) → 87-25[10,6,5,3,1] → 62

榎木F孝史:同じく!
陶 妙算:107-4d10
DoubleCross : (107-4D10) → 107-23[9,5,4,5] → 84

GM:ではこの後は普通にどうぞ!
陶 妙算:5点!
汐留遥:おっと下がりすぎた……
榎木F孝史:88-4d10
DoubleCross : (88-4D10) → 88-16[5,3,7,1] → 72

汐留遥:4点!
榎木F孝史:5点!
GM:さあ経験点だ!
GM:いつもの8点!そして目的達成の5点!
GM:17~18くらい受け取ってくれ!
GM:Eロイスもあったから22~23だね
榎木F孝史:23点!
陶 妙算:23点!
汐留遥:22点!
GM:受け取ってください!
GM:それではEDだ!

【共通ED「もう女装なんて懲り懲りだよ~!」】

GM:貴方たちは戦闘終了後、駆けつけた上戸ノアによって回収された。
GM:簡単な検査と治療を終え、作戦の顛末を整理すべく、一同は喫茶アソートへと集まった。
上戸ノア:「アヴェンジャーズセル、エージェントのローズマリーメアリーは討伐完了。こちら側の被害は無かったものの、ローズマリーメアリーが隠蔽するつもりもなしに勝手気ままに動いたことで多少の混乱が生じてしまった」
上戸ノア:「ま、それに関しては俺が情報処理を行っている」
上戸ノア:「アヴェンジャーズセルは個々のエージェントの性能こそ恐るべきものがあるが、連携して動く気配はない。“現時点で”分かっていることから考えれば、引き続き出たとこ勝負で抑え込んでいくのが一番だ……と上層部はお考えのようだ」
上戸ノア:「ともかく、あんた達のお陰で町は守られた。本当にありがとうな」
榎木F孝史:「上戸さんもお疲れ様でした」
上戸ノア:「いえいえ、俺なんぞ裏方ですよ裏方」
榎木F孝史:「第11支部の皆さんには、いつもみんなお世話になっていますよ」
榎木F孝史:*女装したままである。あと若干距離が離れている。
上戸ノア:「そう言ってくれると俺も光栄だね。今度は戦闘用に能力も調整したし、一暴れしたいもんだなあ」
上戸ノア:「……榎木さん?」
上戸ノア:「ひょっとして──」
上戸ノア:顔を近づける。
上戸ノア:「癖になっちまったかい?」
上戸ノア:小首をかしげる。
榎木F孝史:「陶さんに汐留さんもお疲れ様で...はい?」
榎木F孝史:「彼が何をほざいているか、お二人はわかりますか?」
汐留遥:上戸と榎木のやり取りを隣で見ている。手元にはクリームソーダがある。
上戸ノア:わざとらしく肩をすくめる。
陶 妙算:「僕には理解できかねますが。」
汐留遥:「僕も同じく。需要はあるらしいけどね。」
陶 妙算:「でもここに入ってから少し様子がおかしいですよね?大丈夫ですか?」
陶 妙算:茶色い瞳を榎木さんに向ける。
上戸ノア:「あ、やっぱそうだよな! つか女装モード解除してないしさー!」
陶 妙算:服装はそのままにウィッグだけを外している。少しの間つけていただけなのに、うなじがすーすーする感じがしてこそばゆい。
榎木F孝史:「それは、その...」3人へ次々視線を回しながら
榎木F孝史:「この状態なのは、今はまだレネゲイドが昂っているからですが」
榎木F孝史:「ゆっくり慎重に直したほうが安全ですからね...」
汐留遥:「じゃなくて」
汐留遥:「露骨に距離取ってるよね。」
上戸ノア:「……」
汐留遥:「今、顔覗かれた時後ずさったし。」
榎木F孝史:「いや、その」
上戸ノア:(馬鹿野郎! やばいと思って触れなかったのに!)
上戸ノア:冷や汗がぽたりと落ちる。
陶 妙算:その汗を見て
陶 妙算:「もしかして、僕たちがいない間に」
陶 妙算:「上戸さんが榎木さんになにかしたんですか?」
上戸ノア:「お、おいおい! 少年たち! いくらなんでもそれはおかしくないかおい!?」
陶 妙算:心配そうに榎木さんを見る。
汐留遥:「ま、これだけ綺麗だとやましい気を起こしてもおかしくないよね。」
汐留遥:くすくすと笑う。
上戸ノア:「俺の人間好きはそういう意味じゃねえから! 彼女居るから! ノンケだから!」
榎木F孝史:戦いの中で見せられたものを思い出し、
榎木F孝史:ほのかに顔を赤らめて、自分の華奢な身体を抱きしめる。
上戸ノア:「榎木さん! なんとか言ってやってくれよ! 榎木さん……?」
上戸ノア:(うわっ、色っぽい……!?)
汐留遥:「ふーん……」
陶 妙算:「ほ、ほら。榎木さんが震えてますよ?大丈夫ですか?事後報告は後日にしたほうが…?」
汐留遥:上戸さんに顔を近づける
汐留遥:今はシューターズジャケットではなく、首元の緩いシャツとセーターだ。
汐留遥:前傾姿勢になったことで鎖骨が露わになる。
上戸ノア:「お、おいおい。レネゲイドビーイングだぞ俺は? 何するつもりだ……!?」
汐留遥:「僕のパトロンね、みんな最初はそう言ってたよ。」こそりと耳打ちする。
上戸ノア:「やーめーろー!」
上戸ノア:飛び退く。身構える。
上戸ノア:(たとえ“本職”の美少年でも絶対に負けない……負けたら詩絵美に顔向けできねえ……!)
陶 妙算:「こんなに抵抗するってことはやっぱり怪しいです。」
陶 妙算:仏師がそっとつまみあげたというように整った形をした鼻先が上戸さんに近づく。
陶 妙算:桃の香りが上戸さんの鼻をつく。
上戸ノア:「お、お、お……柳雪くんさ~! 良くないと思うなあお兄さんそういうの! 近い! 近いよ~! 君のこの距離感は冗談で済まないレベルに近いんじゃないかなあ~!」
陶 妙算:椅子に足をかけ、満月のように白く、丸い膝がのぞく。
榎木F孝史:「いえ、何でもないんですよ。何もなかったんです...」
榎木F孝史:2人の美少年の向こう側から、ぽつぽつとか細い声が聞こえてくる...
陶 妙算:「悪いことをしたなら、ちゃんと謝ったほうがいいと思います」
上戸ノア:「榎木さん! 助けてくれ! 俺の無実を証明してくれぇ!」
榎木F孝史:「ええ、私は大丈夫ですよ。2人とも」
榎木F孝史:いかにも薄幸そうな、弱々しい声色。
陶 妙算:「本当ですか?」
陶 妙算:上目遣いで茶色い瞳を榎木さんに向ける。不安げな視線だ。
榎木F孝史:「......はい」
汐留遥:「じゃあ、」
汐留遥:すっとまた距離を詰める。
汐留遥:「証明して見せて、お兄さん」上戸の胸に人差し指を当て、肋骨の合間を添わせる。
上戸ノア:「も、も、も……」
汐留遥:「本当に興味ないなら、」背伸びして耳に息を吹きかける「大丈夫だもんね?」
上戸ノア:わなわなと震えながら腰を抜かし、じりじりと後ろに下がる。
上戸ノア:壁に背中が当たる。
上戸ノア:「もう女装なんて、懲り懲りだよ~!」
上戸ノア:ビジネスルームの外にまで響くような悲鳴がアソートの外にまで漏れたという。

【ED1「賢者の贈り物」】

GM:第五支部、副支部長室。
GM:シンプルだがよく整理された部屋に二人の男。
GM:一人はこの部屋の主たる榎木孝史。
GM:もう一人は陶妙算。
GM:ローズマリーメアリーの一件から数日が経って、妙算は孝史に呼び出されたのだ。
榎木F孝史:「......」スーツに身を包みこそすれど、未だに肢体は丸みを帯びている。
陶 妙算:「先日は、お疲れさまでした。」
陶 妙算:しずしずと頭を下げます。
陶 妙算:その所作はまるで花がゆっくり開いていくようにしずかで、優雅である。
榎木F孝史:「ええ、陶くんもお疲れ様でした」
陶 妙算:「あれから、調子はどうですか?」
榎木F孝史:「通常のR案件の危険性に加え、あなたには色々と妙な負担もかけてしまいましたね...」
榎木F孝史:「......」
陶 妙算:未だに女装の残り香のする榎木さんをちょっと心配する。
榎木F孝史:「あの後、肉体の調整には支部内の設備を使った方が良いと判断しまして」
榎木F孝史:「結局、何人かには見られてしまいました」
陶 妙算:「………」
榎木F孝史:体型の合っていないスーツの胸元が、僅かに変形している。
陶 妙算:「心中、お察しいたします。」
榎木F孝史:「ありがとうございます...」
榎木F孝史:「とはいえ、愚痴を漏らすために来ていただいたわけではありません」
陶 妙算:本題に入る気配を察して、居住まいを正す。
陶 妙算:「はい、どのようなお話でしょう。」
陶 妙算:「新しい任務ということでしたら、今からでも対応はできます」
榎木F孝史:「まずは1つ、質問を」
陶 妙算:「はい。」
陶 妙算:頷き、質問を促します。
榎木F孝史:「緊張せず、気配りせずに。自分の思うように答えてください」
陶 妙算:「……は、はい」
陶 妙算:いきなり上司にそんなこと言われて緊張している様子が見て取れます。
榎木F孝史:「......」
榎木F孝史:「陶くんは、自分の香りについて。どのように思っていますか?」
陶 妙算:「……」
陶 妙算:桃の香りが、部屋を少しずつ満たしていく
陶 妙算:「…よく、わからないんです。」
陶 妙算:「僕がこうなるように作り変えた人たちのことは、憎いと思っています。」
陶 妙算:「この香りが、ほんの少し、人のタガを外してしまうことは、迷惑をかけているとも思います。」
陶 妙算:「けど、それを受け入れてくれる人もいて、そのことを、嬉しいとも感じてしまうこともあるんです。」
陶 妙算:言われたとおり、できるだけ、自分の心のままを話そうとしている。
榎木F孝史:「......そう、ですか」
陶 妙算:心を整理しながら喋っているせいか、その口調はどこかたどたどしい。
榎木F孝史:「自分のことであればこそ、そう簡単に言葉にできるものではありません」
榎木F孝史:「ですがきっと、陶くんが良い出会いを持てたこと」
榎木F孝史:「それだけは、間違いないのでしょう」柔らかく微笑む。
陶 妙算:「はい。」
陶 妙算:「その点に関しては自信があります」
陶 妙算:茶色の瞳が、柔らかく潤む。
榎木F孝史:「大切なことです。大事にするように...言うまでもないことですが、だからこそ念を押すべきことですから」
榎木F孝史:「さて、質問に答えていただきありがとうございました」
陶 妙算:「いえ、こちらこそ」
陶 妙算:「お気にかけていただき、ありがとうございます
陶 妙算:「それで、その」
陶 妙算:「このような場を設けられたというのは、先日の任務の僕の在り方に」
陶 妙算:「やはり、問題があったということでしょうか。」
陶 妙算:チルドレンに相応しくない感情を顕にしてしまったという自覚は、ある。
榎木F孝史:「いえいえ、素晴らしい働きぶりでしたとも」
榎木F孝史:「だから陶くんに、私から贈り物をしたいと思って来てもらいました」
榎木F孝史:机の中から小箱を取り出し、ゆっくりと開ける。
陶 妙算:「それは、光栄です。」
榎木F孝史:その中身は、赤い蝶の首飾り。
榎木F孝史:任務中に榎木孝史が付けていたものでもある。
陶 妙算:「これは。」
陶 妙算:「頂けません。これは、榎木さんの私物でしょう?」
陶 妙算:「それをいただくなんて、恐れ多いです。」
榎木F孝史:「いいえ、元よりあなたの為に用意していたものです」
榎木F孝史:「任務中、陶くんの香気を解析していました」
榎木F孝史:「首元をひねると、機能が発揮されます」
陶 妙算:驚いたように、柔らかな瞳を見開いている。
陶 妙算:「どのような機能か伺っても?」
榎木F孝史:カチリ、小さく音を立てて起動する。
榎木F孝史:「このように」刹那、爽やかで僅かに甘い香りが漏れ出ると、
榎木F孝史:部屋中に充満していた桃の香気が、失せていた。
陶 妙算:「あ……」
榎木F孝史:「迷迭香《ローズマリー》をモチーフにして作ったんです」
榎木F孝史:「矯臭性......つまり、香りを抑え、調整する効果があります。それを、陶くん用に」
陶 妙算:あの時と同じ、過去が洗い流されたような、清らかな感覚がある。
陶 妙算:「ありがとうございます。」
榎木F孝史:「......あなたの香気は、忌まわしき過去にも繋がっているのでしょう」
榎木F孝史:「ですが、それもまたあなたの辿ってきた道筋」
陶 妙算:「………」
榎木F孝史:「だからスイッチ式です。思い出すべきだと思った時に、ええ、自由に」
榎木F孝史:「振り返りたくなったり、利用したくなったなら」
榎木F孝史:「好きにコントロールできるようにしてみました」
陶 妙算:両手でペンダントを受け取る
陶 妙算:それをぎゅっと大事そうに両手にしまい込む
陶 妙算:その姿はまるで子供が、綺麗な花に焦がれているようで
陶 妙算:「大切にします。」
陶 妙算:「忘れてはいけないものも、忘れたくないものもあるけど。」
陶 妙算:「それでも、僕はこの香りに救われました。」
陶 妙算:「だから、ありがとうございます。」
陶 妙算:しずしずと、頭を下げる
榎木F孝史:「......どういたしまして」
榎木F孝史:(受け取ってくれて、ありがとうございます)
榎木F孝史:「臨床試験などは出来ませんでしたから、何かあったら連絡を」
GM:日常の中を歩み、日常を守り、非日常に手を差し伸べる。
GM:彼はこうして守り続けるのだろう。
GM:良き、UGNの一員として。

【ED2「儚きは人の世、繋ぐはその手、我ら世界の護り手なり」】

GM:陶妙算が部屋を出てからわずか数分後のことだ。
GM:部屋の扉を誰かがノックする。
榎木F孝史:「どうぞ、入ってください」
上戸ノア:「チャオ、副支部長」
榎木F孝史:「ようこそ、上戸くん」
上戸ノア:普段と変わらぬカマーベスト姿で入ってきたのは上戸ノア。
榎木F孝史:紅茶を淹れながら出迎える。
上戸ノア:今回は情報戦担当エージェントとしての報告である。
上戸ノア:「お茶を淹れてもらう側になるってのも悪くないねえ」
榎木F孝史:ティーセットはなんだかファンシーなものである。趣味というわけではないが、ある事情で私物にはこういうものが多い。
上戸ノア:そのファンシーなティーセットを見てわずかに微笑む。事情は察した。
榎木F孝史:「少し緊張しますね。本職...というのも違いますが」
上戸ノア:「いやいや、プロなんて言ってもあくまでカバーさ」
上戸ノア:紅茶を口にして、微笑む。
上戸ノア:「うん、美味い。うちの喫茶店のバイトに教えてやってほしいくらいだぜ」
上戸ノア:そしてなにもない空間から突然書類を取り出して、榎木の前に広げる。
上戸ノア:「あんたが見たっていうマスターエロスの話を元に、少し調べてきた」
榎木F孝史:「ありがとうございます」書類に素早く目を通していく。
上戸ノア:書いてあるのは数年前に起きたマスターレイス日下部仁の引き起こした事件のデータ。
上戸ノア:そして今回マスターエロスが行使した正体不明の能力に関するデータ。
榎木F孝史:「......うわあ」
上戸ノア:「結論から言えば、奴は今、プライメイトオーヴァードに限りなく近い」
上戸ノア:「問題は、何処で、どうやって、何時の間にそれを手に入れたのか、だ」
榎木F孝史:「やっぱりあれって、そういうことですよねえ...」紅茶を啜る。そうしないとため息が漏れてしまう。
榎木F孝史:「マスターエロスの目的は、おそらく成り果てることでしょうが...」
上戸ノア:「ああ、それまでは積極的に動かないだろう」
榎木F孝史:「まだ大事になっていないということは、この街の"鉱脈"に辿り着いたわけでもない」
上戸ノア:「ふざけているように見えて、多分血眼で探しているぞあいつ」
上戸ノア:「けど、UGNとしては優先レベル低め」
榎木F孝史:「そうですね」
榎木F孝史:「彼は小賢しさを保持しているから」
上戸ノア:「嫌~~~~な敵だよな」
榎木F孝史:「ええ、全くもって」
榎木F孝史:「ほんと、宇宙から帰ってこなければよかったのですが」
上戸ノア:「全くだな。あいつが人類の自由と平和の一番の敵だっつの」
上戸ノア:「あと一つ懸念があってな」
上戸ノア:「奴が人間的理性、まあ小賢しさを有してそこそこ合理的に行動していると仮定すると」
上戸ノア:「あのセルの怪ジャームって、なんかわざとやられる為に出撃させてるように見えるんだよね」
榎木F孝史:「一つで済むなら万々歳と言いたいところですが、十二分に厄介ですね...ふむ」
榎木F孝史:「このような仮説はどうでしょう?」
榎木F孝史:「まず、これは報告に基づく事実ですが」書類棚からバインダーを取り出す。
榎木F孝史:「アヴェンジャーズセルのジャーム、オルクスオックス。彼は極小のレネゲイドクリスタルを持ち歩いていた」
榎木F孝史:「他のジャームたちも同じく。使用方法や解析結果による量の違いこそあれど」
榎木F孝史:「過去に倒された彼らは一様に、賢者の石の影響を及ぼされていたことが分かっています」
榎木F孝史:「......マスターエロスが、鉱脈へとたどり着いたわけでもないのに成長を続けている理由」
上戸ノア:我が意を得たりと静かにうなずく。
上戸ノア:「部下の欲望を吸い上げて力に変えている」
榎木F孝史:「......ひょっとして、それを絆の力とか言ってたりするんですかね、アイツ」
上戸ノア:「えっぐ……」
榎木F孝史:「やり口はインリークォセルの収穫と大差無いでしょうに...」
上戸ノア:「人間の可能性の極北突っ走ってやがるな」
榎木F孝史:「アレのことに脳みそを使うほど頭痛がしてきますが、放置すればもっと厄介ですからね...」
上戸ノア:「あいつ、わざわざ検証する労力をかけることが躊躇われるけど放置もできない程度の情報だけ出して、こちらの労力を削ぎにかかってるよな」
榎木F孝史:紅茶を啜る。ため息をしては幸せが逃げてしまう。
榎木F孝史:「誰かが対策、していかないとですね...」
上戸ノア:「ま、汚れ仕事は俺の得意技だ」
上戸ノア:「俺の愛する人類の自由と平和の為に、悪いお兄さんはコソコソがんばりますよ」
榎木F孝史:「ほどほどに頑張ってくださいね。あんまり悪いと思われたら」
榎木F孝史:「"レネゲイドビーイングだけを殺す毒"とか、使うことになっちゃうかもですし」
上戸ノア:「うげ、勘弁」
上戸ノア:カラカラ笑う。
上戸ノア:「けどまあ──あんたがそれを使うなら、必要だってことだろう」
上戸ノア:「そうならないように、今後も努力するとしますよっと」
上戸ノア:ソファーから立ち上がる。
上戸ノア:先程まで出していた資料はディメンジョンゲートにより虚数領域の彼方へと消える。
榎木F孝史:「ええ、お互いに仕事をしましょう。必要なことを、するべきことを」
上戸ノア:「そうとも、我らUGN。世界の護り手なればこそ」
上戸ノア:ノアの姿が無数に連なった銀色の魔眼に変化してその場から揮発して消えてゆく。
上戸ノア:あとに残るのは榎木孝史ただ一人。
榎木F孝史:「......自分の日常も大切に」ぽつりと、彼が去ってから返す。
榎木F孝史:あるいは、それを得られぬまま去っていった子どもたちに向けて。
榎木F孝史:書類棚にバインダーをしまいこみ、ふと目線をその隅に。
榎木F孝史:(あの頃のアルバム、か)
榎木F孝史:手に取るか、しばし逡巡して。棚を閉じる。
上戸ノア:「ああ、それと自分の日常で思い出したんだけどさ」
上戸ノア:銀色の魔眼が凝集して人間の形を取り戻す。
榎木F孝史:「うわっびっくりした!」
榎木F孝史:「便利な能力ですねもう...」
上戸ノア:「おっと失礼、相談があったんだよ」
榎木F孝史:「ふむ、平和的なものだと良いのですが」
上戸ノア:「彼女が高校卒業したら籍入れようかと思ったんだけど、式場のおすすめってある?」
榎木F孝史:「──それはそれは」
榎木F孝史:「そういうことなら、ええ」
榎木F孝史:「宗教上の問題が無ければ、ぜひお勧めの神社があります」
榎木F孝史:「私もお世話になったところですね、太鼓判を押しましょう」
榎木F孝史:「七原鹿島神社にて神前式、いかがですか?」
上戸ノア:「むっ、良いねえ。『花嫁衣装はねえ~女の子の夢なんだよぉ~』って言ってたし、白無垢着せてやりますかね!」
上戸ノア:「あんがとな、榎木さん!」
榎木F孝史:「いえいえ、お力になれたならなによりです」
榎木F孝史:「......大切なこと、ですからね」
GM:昨日と同じ今日、今日と同じ明日。世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見える。
GM:だが事実として変わらないものなどないことを彼らは知っている。
GM:彼らの名はUGN。この世界の護り手。
GM:日常の内側で、今日と同じ明日の儚さを知りつつ、誰よりも切に願う人々。
GM:戦いは──続く。

【ED3~アイスブレイク~】

汐留遥:マンションの一室。
汐留遥:汐留遥が主に使用している拠点の一つがここである。
汐留遥:ここに人を呼ぶことは滅多にない。
汐留遥:そもそも、”ガベージコレクタ”の所在地やパーソナルデータは極力伏せられているのだ。
汐留遥:「早速頼らせてもらったけど、」
汐留遥:「頭いいんだね、”先輩”。」
汐留遥:冗談めかして言い、くすりと微笑む
陶 妙算:「一年前にやったところだからね。」
陶 妙算:”先輩”と呼ばれて、嬉しそうに笑う。
陶 妙算:「でも、意外だな。」
陶 妙算:「宿題とか、しっかりやるんだね。」
汐留遥:机の上には参考書や教科書、ジュースやカットされた桃が並べられている。
汐留遥:「そりゃやるよ。表向きは優等生だから。」
陶 妙算:「意外…」
陶 妙算:学校の成績は悪くはないが、あまり周りに溶け込めない生活を送っている。
陶 妙算:ようするに、友だちが少ない。
汐留遥:流石にもう女装はしていない。
汐留遥:しかし、
汐留遥:胸元の開いた丈の短いシャツにホットパンツ、縞模様のストッキング、
汐留遥:少年特有の腰や腹のくびれを見せつけるかのような服装は、
汐留遥:女装と同じ、あるいはそれ以上に扇情的に見えるかもしれない。
陶 妙算:蠱惑的な汐留くんとのスタイルとは正反対に
陶 妙算:陶は長袖の白いシャツを着て、すらりとした細い足を隠すような長ズボンを履いている。
陶 妙算:挑発するような色香はないが
陶 妙算:裾から覗く白い手首や襟元からのびるつるりとした喉元が
陶 妙算:或いは汐留くんを誘うような様子を見せる。
汐留遥:「ん、あとは何か残ってたかな……」
汐留遥:机に積まれた教科書に手を伸ばす。
陶 妙算:汐留くんが用意してくれた桃を口に運ぶ
陶 妙算:水気を含んだ桃に歯を立てると
陶 妙算:桃の果汁が汐留くんの手に飛んでしまう。
汐留遥:「あ」手を自分の口元に。果汁をちろりと舐めとる。
陶 妙算:「ごめんっ」
汐留遥:わずかに、ちゅ と肌から唇が離れる音が響く
汐留遥:「そんなに慌てなくてもいいよ。」苦笑する。
汐留遥:「結構質がいいのを買ったつもりだけど、どう?」
陶 妙算:慌ててその手を自分の胸元に引き寄せる。
汐留遥:「………。」
陶 妙算:「すごく、美味しいよ。」
陶 妙算:「ありがとう。」
汐留遥:手を取られるがままだったが
汐留遥:にやりと笑う。「……へえ。」
陶 妙算:いいながら、あわわとハンカチを探している。珍しく狼狽している。
汐留遥:いつもの彼とは違う、積極的な接触。
汐留遥:頬に手をやる
陶 妙算:「ん…」
汐留遥:「先輩なりのおねだり?」
汐留遥:つつ、と頬に指を這わせ、その造形と手触りを楽しむ。
陶 妙算:汐留くんの手から、桃の香りがする
陶 妙算:自分からするそれには慣れているはずなのに、汐留くんの香りは胸を高鳴らせる。
汐留遥:頬に熱がこもっているのを確認して、舌なめずりする。
汐留遥:「……綺麗にして。」
汐留遥:手を妙算の口元に。
陶 妙算:汐留くんの視線に、どこかが射抜かれた気がした。
汐留遥:「ハンカチは使っちゃダメだよ。」
陶 妙算:先輩、と呼ばれて嬉しかった気持ちはどこかに消えて
陶 妙算:「………はい」
陶 妙算:茶色の瞳を潤ませながら、返事をする。
陶 妙算:濡れた果実のように艶やかな唇が
陶 妙算:汐留くんの細く白い指先に触れる
陶 妙算:「は…む…」
汐留遥:唇に触れた途端。ぴく、と指先が震える。
陶 妙算:上目遣いに茶色の瞳で見上げる。
汐留遥:「ねえ。」目と目を合わせて声を掛ける。
陶 妙算:柔らかく唇で触れたまま
陶 妙算:人差し指の横腹を舌で触れる。
陶 妙算:「…なに?」
汐留遥:「妙算はさ、腰が好きなの?」
汐留遥:「この前すっごい触ってたよね。」
陶 妙算:「……っ」
陶 妙算:照れるのをごまかすように
陶 妙算:指先を口に含む
汐留遥:「ふ、あっ……」
陶 妙算:汐留くんの指先がわずかに口元に入っているだけなのに
陶 妙算:まるで隷属させられるような感覚に襲われ
陶 妙算:そして、それが心地よくてたまらない。この人に支配されることが。
汐留遥:「今日の服、どう?」指を舐められながら、空いた手で自分のシャツをわずかにめくり上げる。
汐留遥:腹と、腰。肉の上にわずかに浮き出た肋骨が垣間見える。
汐留遥:「おいしそうに見える?」
陶 妙算:視線が、奪われる
陶 妙算:指先から口元を離す
陶 妙算:白磁の陶器のような頬は上気し、
陶 妙算:その呼吸は乱れされている
陶 妙算:「おいし、そう。」
陶 妙算:「それに、すごく、綺麗」
汐留遥:「こっちも食べる?」
陶 妙算:蕩けたような視線を、汐留くんに向けている
陶 妙算:「……」
陶 妙算:ぼやけたような視線を向けたまま
陶 妙算:汐留くんにのしかかります。
汐留遥:何も言わず妙算の背に手を回す。
陶 妙算:首元から桃の香りがする。
陶 妙算:「勉強、しにきたんだよ?」
陶 妙算:しなやかな細い足を
陶 妙算:汐留くんの足に絡ませながらいいます。
汐留遥:「イケないこと、教えてよ。」
汐留遥:「”先輩”」
汐留遥:蠱惑的に口角を上げる
陶 妙算:「……いじわる。」
陶 妙算:汐留くんの腰をぎゅっと抱き寄せる
汐留遥:机の上のジュースに入った氷は、いつしか溶けて跡形もなく消え去っていた。

GM:~~~~~
GM:という訳でダブルクロス3rd「ドスケベ洗脳女装クロスⅡ~絶対女装戦線バラノソノ~」コレにて終了です!
GM:お疲れさまでした!
榎木F孝史:お疲れ様でした!
GM:皆さん本当にありがとうございました! 僕は満足した!
陶 妙算:ありがとうございました!!
汐留遥:ありがとうございました!
GM:さて、感想戦は雑談にて!
GM:メインログを読んだ貴方もチェケラ!